NewJeans(2024年9月撮影)

韓国女性グループNewJeans(ニュージーンズ=NJZ)5人が7日、所属事務所との契約などをめぐる問題で、ソウル市内の裁判所に出廷した。

ソウル中央地裁民事合意50部で、所属事務所ADOR(アドア)が、同グループを相手に提起した「企画会社地位保全および広告契約締結など禁止」の仮処分申請の審問が開かれた。当事者の出席義務はなかったが、メンバー5人は、黒いスーツ姿で全員出席した。

裁判でアドア側は「ニュージーンズの成功はメンバーだけの成就ではなく、その背景には所属会社と職員の全面的な支援があった。ニュージーンズ側が専属契約解約理由として挙げた事情を見れば『(アドアの親会社の)HYBE(ハイブ)がニュージーンズを嫌っている。差別している』ということだが、営利を追求する私企業が、唯一で主要な収益源を嫌って自ら埋蔵するということは常識に合わない」と主張した。

一方、ニュージーンズ側は「事件の本質はハイブとアドアがニュージーンズを差別、排除し、他のグループに代替して新しい班を作ろうとしたこと。仮処分申請書には事前承認と同意なしには芸能人の固有行為である作詞、作曲、歌唱もできないように申請したが、これはアーティストを消耗品と認識しているという意味」と指摘した。

韓国メディアのスポーツ京郷は7日、「ニュージーンズはグループ成功の原動力だったミン・ヒジン元アドア代表を、会社が一方的に追い出したことは重大なマネジメント義務違反とも主張した」と報じた。

ニュージーンズは昨年11月、アドアの専属契約違反で契約が解約されたと通知し、新しい活動名「NJZ」を前面に出して独自の活動を始めた。これに対してアドア側は1月、ニュージーンズ相手に「独自に広告契約を締結することを防いでほしい」という趣旨の仮処分申請を出した。

スポーツ京郷は「また、ニュージーンズの作詞、作曲、歌唱など音楽活動をはじめとする芸能活動を禁止してほしいと申請趣旨を拡大した」とも伝えた。

アドアとニュージーンズの専属契約有効確認訴訟の初弁論は4月3日に開かれる。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 【韓流】NewJeans5人がスーツ姿で出廷 ADORと契約紛争「NJZを差別、排除した」