左から岸博幸氏と石破首相

元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(62)が7日までにX(旧ツイッター)を更新。「高額療養費制度」の上限額引き上げをめぐる石破茂首相の発言に疑問を呈した。

政府は、医療費の自己負担額に上限を設ける「高額療養費制度」の上限額引き上げを、今年8月から行う方針だが、がんや難病の治療を受けている患者の負担増につながり治療方針にも影響することから、患者からは悲痛な訴えが上がっている。

石破首相が6日の参院予算委員会で、同制度の見直しをめぐる説明不足を「反省」したが、岸氏は「説明不足が問題なのではない。医療保険制度の中には他にコスト削減できる部分が色々あるのに、それらの削減よりも命に最も近い制度である#高額療養費制度のコスト削減(自己負担引き上げ)を優先してやろうとする厚労省の姿勢が問題」と指摘。「石破首相はそれが分からないのか」とチクリとさした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 岸博幸氏、高額療養費制度めぐる石破首相の「反省」にチクリ「それが分からないのか」