周庭さん、USAIDなどとの関係否定 デマ拡散に「信じ込んでいる人多くいるみたいで悲しい」
「民主の女神」と呼ばれた香港の民主活動家で、23年12月、留学先のカナダで事実上の亡命を宣言した周庭さん(28=英語名アグネス・チョウ)が7日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自身に関するデマを否定した。
周庭さんは、自身が米国際開発局(USAID)や全米民主主義基金(NED)に関わっているとする投稿がX上で拡散されていることについて、一部ユーザーからコメントを求められ「全くありません 昔も今も」とキッパリ否定。「そういうデマを流した人はきっといい人じゃないと思います」と不快感をにじませた。
「自分がどうしてこんなデマに反応しなきゃいけないのか知らないけど、本当に信じ込んでいる人が多くいるみたいで悲しい」と吐露。「もう一度言います。そういうデマを流した人は誰か知らないけどきっといい人じゃないと思います。皆さんも気をつけてください」と呼びかけた。
周庭さんは2020年8月、香港への制裁を外国政府に訴えたことを問題視され、香港国家安全維持法違反容疑で逮捕されたが、その後保釈され、カナダに留学している。香港警察からは留学に際し没収したパスポートを返還する条件として定期的に出頭することを求められていた。
しかし、周庭さんは23年12月末の出頭期限までに戻らず、香港警察は翌24年2月、周庭さんを指名手配したと明らかにした。