松重豊(2024年撮影)

松重豊(62)が、7日までにインスタグラムを更新。5日にノルマだった興行収入(興収)10億円超えを達成も、終映が迫った監督・脚本・主演作「劇映画 孤独のグルメ」を映画館で鑑賞し、1日から全上映館で配布中の、自身が演じる輸入雑貨商・井之頭五郎の「特製名刺」をゲットしたことを報告した。「10億円突破感謝感激の刹那、終映と相成ります。本日仕事終わりで名残りの鑑賞。私ぐらいの達人となれば、この映画を観終えてトンカツを食べに行くのだ。…名刺貰ったよ~。」とつづった。

松重は、24年7月10日に都内で行われた会見で「劇映画 孤独のグルメ」の製作を発表した。その際「映画として面白いものにした。面白くないと言われたら、この世界にいる資格はない。映画もお客さんが入らず、コケたら五郎をやるのは無理だ」と断言。12年1月にテレビ東京で深夜ドラマとしてスタートしてから演じてきた、井之頭五郎役を降板する覚悟を示していた。

2日に都内で行われたファイナル舞台あいさつでは、1日までの51日間で興行収入9億8000万円を記録したと発表。この日が31回目の舞台あいさつだった松重は、檀上で興行の成績を聞き「いろいろなところで『10億という興行収入を超えられないと』とノルマ、数字を課せられている認識。超えられなかったら、身を引くと公言してきて」と口にした。

その上で「早々に敗北宣言すれば、第2の人生を考えられるが、そうもいかず、この4年間、船頭として船を引っ張ってきたわけで、船を降りることもできない。いかがなものかと。この2カ月は地獄の日々」と吐露。「第2の人生、考えても悪くなかったんですけどね。取りあえず、井之頭五郎を続けるか、続けないかは、もう少しの皆さまのお力添えだと思う」と、観客にノルマの興収10億超えへの後押しを呼びかけた。

ノルマの興収10億円突破で、公言していたコケたら五郎役を降板、引退の必要はなくなり、続投は決定的な状況となった。松重は東宝を通じ、コメントを発表した。

「『劇映画 孤独のグルメ』が終映間近の今日、目標興行収入10億円を突破いたしました。多くの方に支えられてようやく辿り着きました。本当にありがとうございました。お客様の『胃袋』だけでなく『心』も多少は掴むことができたのかなと安堵しております。これからこの映画は韓国、台湾、シンガポール、そして香港と上映が続きます。私は船頭としてこの航海を成功させるべく宣伝活動に邁進いたします。日本発のこの小さな映画、アジアでの行く末を今後もどうか温かくお見守りくださいませ」

松重のインスタグラムには「井之頭五郎、続けてくれますね?」「これからもごろーさんに会えます ありがとうございます!」「これからも五郎さんに会えるのを楽しみにしています」と五郎役の続投を望む声が相次いだ。さらに「これで第二弾、決まったかな?」と劇映画第2弾を期待する声も寄せられた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 松重豊「劇映画 孤独のグルメ」劇場鑑賞し井之頭五郎名刺ゲット報告、続投決定的に喜びの声多数