「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」初日に出演した片岡仁左衛門(C)松竹

東京・歌舞伎座「三月大歌舞伎」が4日、初日を迎え、「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」が上演された。

歌舞伎座での同作通し上演は13年以来12年ぶり。Aプロ、Bプロ2通りの配役があり、初日のこの日はAプロで、大石内蔵助をモデルにした大星由良之助を、昼の部は片岡仁左衛門(80)が、夜の部は片岡愛之助(53)がつとめた。

愛之助は昨年11月末に上顎、鼻骨骨折の重傷を負い、約3カ月ぶりに舞台復帰した。「七段目」で登場すると、大きな拍手や「松嶋屋!」の大向こうに迎えられた。

妻で女優藤原紀香(53)は「今日の日を迎えられ、こうして舞台に立てることにただただ感謝です」と話した。また、この日愛之助が誕生日を迎えたことや、叔父仁左衛門と初日を迎えられたことに触れた。朝はなんと声をかけたのかと聞くと、藤原は「いつも通りですが、(愛之助)は『うれしい日だな』と言って出かけました」と明かした。 Bプロ昼の部は尾上松緑が、夜の部は仁左衛門が由良之助を演じる。

27日まで。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 片岡愛之助、大けがから3カ月ぶり舞台復帰 妻藤原紀香「うれしい日だなと言って出かけました」