アカデミー賞助演女優賞はゾーイ・サルダナ、ドミニカ国籍で初受賞 アリアナ・グランデは逃す
<第97回アカデミー賞授賞式>◇2日(日本時間3日)◇米ロサンゼルス、ドルビー・シアター
12部門13ノミネートと最多ノミネートされた「エミリア・ペレス」(ジャック・オーディアール監督)の米女優ゾーイ・サルダナ(46)が、初めてのノミネートで助演女優賞を受賞した。サルダナは「移民の誇り高い娘。ドミニカ国籍で初めての受賞…私が最後でないことを祈ります」とドミニカ出身者で初のオスカーだと明らかにした。
「ウィキッド ふたりの魔女」(ジョン・M・チュウ監督、7日公開)で助演女優賞に初めてノミネートされた、米シンガー・ソングライターで女優のアリアナ・グランデ(31)は受賞を逃した。
サルダナは「お母さん、お母さん! 母、家族全員が来ています。私は本当に光栄です。静かなる存在に注目してくれました。今後も続けていきたい。ありがとうございます」と感激。「私の家族は、すばらしい。ここまで、やってこられたのは家族のおかげ。素晴らしい紙の持ち主で。パートナーであることが、1番の誇り」と、夫のマルコ・ペレーゴ氏に感謝した。
グランデは、主演女優賞にノミネートされた英女優シンシア・エリヴォ(38)と、授賞式のオープニングアクトで「ウィキッド-」の「Defying Gravity」を生披露した。受賞発表前に紹介された際は、手を胸に当てて固唾(かたず)をのんでいたが、サルダナが受賞すると拍手して祝福した。