「ドラゴンボールってメッセージ性の少ない漫画」悟空モノマネ芸人が故鳥山明さんの真意推察
お笑いコンビ、アイデンティティの田島直弥(40)が2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。作者の漫画家、鳥山明さんの一周忌の日に最終回を終えたフジテレビ系アニメ「ドラゴンボールDAIMA」をしのび、思いをつづった。
田島はアニメ「ドラゴンボール」で孫悟空役を演じる声優野沢雅子のものまねで知られる。番組終了後にも思いをつづっていたが、あらためて「こんなこと言ったら賛否両論あるかもしれませんが、『ドラゴンボール』ってメッセージ性の少ない漫画だと思ってるんです」と書き出し、持論を展開。「それでも『大切なことはドラゴンボールに教えてもらった』という声がこんなに多いのは、各々が悟空に自分を投影して、大切なことを自分で感じ取ったからだと思ってます」と記した。
続く投稿でも「一方的な強いメッセージではなく、みんなが自由に楽しめて、自由に大切なものを感じ取れる作品…それが鳥山明先生が生み出した『ドラゴンボール』という作品なんじゃないかなぁと思ってます」と、愛情たっぷりにコメントした。
この投稿に対し「鳥山先生のあっさりしているところが好きです。あくまで漫画は娯楽で、描いてない部分は想像してねって、読者に委ねられているのがいいなって思います」「頭空っぽにして楽しめる作品だからこそみんながそれぞれの夢を詰め込めるでござるな」「『この作品は何を伝えたいかはっきりわからない』『でもこんなにおもしろいので、なにか大切なメッセージがあるはずだ』と読者自ら『意味』を考えるようになる。DBには学びの本質が含まれていたということか...深い」など、賛同のコメントが多く寄せられている。
2月28日深夜放送の「ドラゴンボールDAIMA」は、放送終了の時間帯となった翌3月1日がくしくも、「ドラゴンボール」シリーズの鳥山明さんの命日となった。田島は「バトルにギャグにほっこりに…最後まで鳥山明先生のドラゴンボールでした。ありがとうございました。これからもみんなで『ドラゴンボール』を大切にしていきます。あらためてご冥福をお祈りします」とコメントしていた。
田島は2004年、相方の見浦彰彦とコンビ結成。野沢雅子のものまねなどで人気を集め、2017年にはピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ」で準決勝に進出した。