ホアキン・フェニックス(2002年9月撮影)

最低映画や俳優を決める毎年恒例のラジー賞ことゴールデンラズベリー賞が2月28日に発表され、2020年にアカデミー賞主演男優賞を獲得したホアキン・フェニックス(50)主演の「ジョーカー」の続編「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」が、最低続編・リメイク・盗作映画など2部門を受賞した。

フェニックスと女優レディ・ガガ(38)は、最低コンビ賞に選ばれた。前作は社会現象になる大ヒットでアカデミー賞作品賞や監督賞など最多11部門にノミネートされたが、批評面も興行的にも失敗に終わった続編は、最低映画やフェニックスの最低主演男優など7部門に名を連ねる不名誉となった。

また、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督は、1億2000万ドルの制作費を投じた「メガロポリス」で最低監督賞に選ばれた。一方、最低作品賞を含む最多3部門を受賞したのはソニー製作のマーベル映画「マダム・ウェブ」で、未来予知能力を持つ主人公マダム・ウェブを演じたダコタ・ジョンソンは最低主演女優賞を受賞した。

毎年アカデミー賞授賞式の直前に発表されるラジー賞は、映画愛好家や映画評論家ら約1200人の会員の投票によって決まる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 最低映画選ぶラジー賞で「ジョーカー」続編2冠 ホアキン・フェニックスとガガ「最低コンビ賞」