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犯罪ジャーナリストの石原行雄氏が1日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)に出演。ミャンマー東部の特殊詐欺拠点の恐ろしさについて言及した。

ミャンマー東部の特殊詐欺拠点では、日本人を含む多くの外国人が監禁され、詐欺を強要されているとみられている。地域を実効支配する少数民族武装勢力「国境警備隊(BGF)」はこれまで、特殊詐欺拠点の捜索で約30カ国7000人以上の外国人を保護したが、タイ側の受け入れ態勢が整わずに移送が停滞している。

特殊詐欺拠点“KKパーク”は中国系の犯罪組織が運営し、タイ経由でミャンマーに連行された1万人以上を監禁。特殊詐欺への加担、身代金の要求など東南アジア全体の被害総額は6兆8000億円以上に及ぶという。

石原氏は、高額報酬に誘われ自ら特殊詐欺拠点に来た人間と、だまされて監禁されている人間がいると指摘。MCの東野幸治から「特殊詐欺をやらない人とかは人身売買、臓器売買というところも考えられるんですか」と聞かれると、「そうなんです。中国の人身売買の怖いところは、臓器売買も非常に大きなマーケット。例えば『コイツ使えないから腹割って、かっさばいてそっちの方で売ろう』というルートもある」と解説。共演者を震え上がらせた。

東野が「我々の考える悪いこと、って以上のことがやられている可能性がある」と確認すると、「そうなんです。日本の反社集団よりも1枚も2枚も上をいっている」と語った。

元内閣官房参与で財務省OBの高橋洋一氏は「特殊詐欺拠点って言うから違うんだけど、海外の報道ですとはっきり人身売買。そういった方が良いです。人身売買だったら小っちゃい拠点でもすぐできちゃう。そっちの方が危ない。基本になってるのは人身売買。海外の報道ってみんな人身売買って言ってる。そういうふうに報道しないと身近にならないんじゃないか」と指摘。

続けて「私、いつも違和感があってね。人身売買がベースにあっていろんな仕事をさせている。7000人も解放なんて人身売買だからそうしてるんでしょ? こういうことから危機感を持つような報道にした方がいい」と警鐘を鳴らした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 犯罪ジャーナリストが恐怖の指摘「臓器売買」「はっきり人身売買」ミャンマー特殊詐欺拠点