みのもんたさん死去「ゆっくり一杯飲って下さいませ」出発点の古巣・文化放送社長が悼む
キャスターみのもんた(本名・御法川法男=みのりかわ・のりお)さんが1日、死去したことが分かった。80歳だった。みのさんがキャスターとしての1歩を踏み出した、古巣・文化放送の斎藤清人代表取締役社長はこの日、おくやみの言葉とともに「どうぞゆっくり一杯飲(や)って下さいませ」と、みのさんへ呼びかけた。
みのさんは67年、文化放送へ入社。「セイ!ヤング」初代パーソナリティーを務め、79年に退社し、テレビへ活躍の場を広げた。
みのさんの出発点でもある「セイ!ヤング」は、1969年6月~1981年9月に放送された深夜番組。パーソナリティーのトークとリスナーはがき、リクエスト音楽によって構成され、パーソナリティーは、みのさんのほか、土居まさる、橋本テツヤ、落合恵子、吉田照美ら、バラエティー豊かな面々が務めた。
同時間帯に放送されたニッポン放送「オールナイトニッポン」、TBSラジオ「パック・イン・ミュージック」とともに、深夜ラジオの隆盛に貢献。「深夜放送 御三家」と呼ばれ、広く認知されていた。
文化放送の72回目開局記念日となった昨年3月31日、「セイ!ヤング 55周年特別番組」に出演し、みのさんの文化放送番組出演はこれが最後となった。