約7年ぶりの再始動ライブを行ったPANDORA。小室哲哉(左)と浅倉大介(島田香氏撮影)

TM NETWORKで音楽プロデューサー小室哲哉(66)とaccessの浅倉大介(57)によるユニット「PANDORA(パンドラ)」が28日、東京・Zeppダイバーシティで、約7年ぶりの再始動ライブを行った。T.M.Revolution西川貴教(54)、シンガー・ソングライターBeverly(30)もゲスト登場し、待望の復活ステージを盛りあげた。

18年のライブ以降約7年ぶりの2人でのステージ。小室は最初のMCで、浅倉と顔を見合わせながら「7年ぶりにPANDORAの箱が開いたって。あけましておめでとうございます!」と笑顔。客席からは割れんばかりの歓声が上がった。さらに「PANDORAはアレンジャーが2人いるので楽なんだよ。曲作って(浅倉に)渡せば完成してできてくる」とにやり。浅倉もピースサインで応じた。

小室と、かつてTM NETWORKのサポートメンバーを務めた経験もあるキーボードプレーヤー浅倉によって17年に結成。18年2月に1stミニアルバム「Blueprint」をリリースしたが、同年の小室の引退表明もあって活動休止状態となっていた。

今回のライブは昨年11月頃に決まったという。小室は「まだ“箱”っていうのが開いていると思ってなかった…」としつつ、「他のイベントもいろいろ移動させてもらったりして、無事今日できてよかった」と笑顔を見せた。

中盤には西川が登場し、「INVOKE」「FREEDOM」などを歌唱。「おふたりがいらっしゃる所に立たせていただけることを何よりもうれしく思っております」と伝えた。

浅倉がプロデューサーを務めてT.M.Revolutionとしてデビューした西川。小室が作詞・作曲・プロデュースを務めた、24年劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の主題歌「FREEDOM」のボーカルを担当した縁もある。

小室は「来たねー」と喜び「西川先生呼ぶのに(会場が)手狭でごめんね」と話した。西川は「そんなことない! 皆さん、ちょうどいいですよね?」と応じた。黒の半袖姿の西川に、小室は「今日は暖かい格好してるね」とにやり。西川は「脱げって言ってる!? ちょいちょい変なイジり方されるんです」と会場を沸かせた。

終盤、PANDRAのデビューシングル「Be The One」を、Beverlyと西川含め4人でパフォーマンス。会場の盛り上がりは最高潮となった。小室は観客の顔を見て「皆さん笑顔ですばらしいです」と喜んだ。

「パンドラの箱って一般的にはネガティブな意味もあるんですけど、よくよく調べると、箱の底には希望が隠れているという意味があるらしくて」と説明。「開いても閉じても底には必ず希望があると。また開く日まで」と伝え、ファンも大歓声で応えた。最後は2人で固い握手を交わし、手を振りながらステージを去った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 小室哲哉と浅倉大介「PANDORA」7年ぶり再始動「箱が開いた」西川貴教らゲスト出演