EXILEのATSUSHIに特別防犯支援官を委嘱 祖母が特殊詐欺被害「すごく悲しい思いを」

特別防犯支援官委嘱式に登壇したEXILEのATSUSHI（左）と警察庁生活安全局長の檜垣重臣氏

EXILEのATSUSHI（44）が28日、都内で行われた、特別防犯支援官委嘱式に登壇した。

全国47都道府県警察と共に特殊詐欺被害を防止するための啓発活動を行う「ストップ・オレオレ詐欺47～家族の絆作戦～」（略称：SOS47）プロジェクトチームの新たなメンバーとして活動していく。

委嘱状を交付され「背筋の伸びる思いです」。自身の祖母も特殊詐欺の被害にあったことがあるという。「自分のおばあちゃんがそう言った被害に遭ってすごく悲しい思いをしていたところも見た」といい、「高齢者の方々をターゲットにして巧妙な手を使ってお金をだまし取るというのは残念で仕方ない気持ちになる。そういったことを少しでもご本人たちに気付いていただけるよう、啓発していくのが大切だなと思います」と力を込めた。

さらに「何か自分が発信して少しでも世の中の、特にご高齢の方の被害が減るように。少しでも影響があればと、これからさらに精進してまいりたい」と意気込んだ。

18年12月から警察庁特別防犯対策監に任命されている杉良太郎（80）は「非常に期待をしている」と激励。ATSUSHIは約8年矯正支援官も務めており、特別矯正監の杉とはかねて活動を共にしてきた。

杉はATSUSHIについて「矯正施設への慰問などもやってこられまして、その姿も私はずっと見ておりました」と回想。「この年齢を重ねたATSUSHIがこれだけ社会に貢献するその中で、歌声はきっと変わっていくんだろうなあ。今までとまた違ったEXILE ATSUSHIの歌を聞きたいなあという気持ちもあります」と笑顔で伝えた。