TBS社屋

TBS龍宝正峰社長が26日、都内の同局で定例会見を行い、女性トラブルなどで芸能界を引退した中居正広氏(52)をめぐるフジテレビの問題について言及した。

同社長は昨年12月、週刊誌報道が出る直前に中居氏から番組制作担当に連絡があったと明かした。週刊誌に記事が出るという報告で、その時点で詳細な内容の説明はなかった。「記事の事実関係等、その瞬間には分からない状況でしたので、まず我々は番組の年内収録を中止するという判断を行い、個社として調査を続けようというふうにいたしました」。コンプライアンス(法令順守)もしくはTBSグループの人権方針に反する可能性があったため、詳細把握の前に中居氏の出演番組の収録中止を決めたと説明した。

その後、年末から年始にかけて中居氏本人や代理人へのヒアリング、被害女性の代理人とコミュニケーションをとったという。結果「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の番組終了と、「THE MC3」からの中居氏の降板を決めたという。

同社長は「中居氏にはこれまで長きにわたり『うたばん』や『金スマ』、さらにはオリンピックやWBCのサポーターなど、多くの番組やイベントでご出演いただきました。今回の騒動に関しましては非常に残念な思いであります」と話した。

放送休止状態が続く「THE MC3」の番組編成について、合田隆信専務取締役は「中居さんが降板という発表をさせていただきましたが、その後どうしていくのかは今、制作部門を中心に鋭意検討中でございます」と説明した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 TBS社長「非常に残念な思いであります」中居正広氏の騒動 降板「THE MC3」は検討中