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今年のアカデミー賞で最多13部門にノミネートされた映画「エミリア・ぺレス」に主演するカルラ・ソフィア・ガスコン(52)が、過去のSNSでの人種差別的な投稿が物議を醸す中、3月2日に開催される授賞式に出席することが分かった。

トランスジェンダーを公表した俳優として史上初めて主演女優賞ノミネートを果たして注目を集めたガスコンは、過去のイスラム教徒や移民、黒人などに関する差別的な発言が掘り返され、一転してオスカーレースから失脚。25日に行われたノミネート者が一堂に会した夕食会も欠席していた。

差別的発言に加えて同作で共演するセレーナ・ゴメスを侮辱した内容まであり、激しい論争を引き起こした。その後公式に謝罪したもののオスカーキャンペーンを事実上台無しにしたと非難され、授賞式は欠席するとの臆測が広がっていた。

米CNNによると、ネットフィリックスが他の出演者と同様にロサンゼルスまでの旅費を負担するというが、情報筋によるとレッドカーペットを歩くのかやインタビューに応じるのかは不明だという。また、式典での席も決まっておらず、ガスコンとは「口もききたくない」と非難した監督や共演者らと一緒に座るのかどうかも分かっていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 人種差別的SNS投稿が物議のカルラ・ソフィア・ガスコン、アカデミー賞授賞式に出席へ