LUNA SEA、14年ぶり東京ドームで新たな覚悟示す「必ず、何回も、俺たちは帰ってきます」
LUNA SEAが23日、東京ドームで35周年記念ツアーのファイナル公演「35th ANNIVERSARY TOUR ERA TO ERA - THE FINAL EPISODE- LUNATIC TOKYO 2025-黒服限定GIG-」を開催した。
「覚悟を持って選んだ」ステージで、35周年イヤーを締めくくった。5人がセンターステージに姿を現し、メインステージまで歩き円陣を組むと、スタンドから大歓声が湧き起こった。RYUICHI(54)は「おまえら会いたかったぞ!」と叫び、「俺たちしか作れないグランドファイナルを作り上げましょう」と呼びかけ、14年ぶりの東京ドームのステージが幕を開けた。
この日は「黒服限定GIG」と題し、ドレスコードが黒服に指定された。真っ黒に染まり、SUGIZO(55)は「真っ黒な東京ドーム、壮観だよ」としみじみと見渡した。真っ黒な東京ドームで「DESIRE」「gravity」「I for YOU」「ROSIER」など全19曲を披露。最後までファンを熱狂させた。
アンコールでSUGIZOは「本音を言うとこの数カ月、これが最後の東京ドームかな…これがLUNA SEA最後の瞬間かな…と思って生きてきました。次立つ時は、5人の誰かがこの世からいなくなった時だと思っていました」と吐露した。
そして「でも、新しい夢ができた。LUNA SEAは今日、新しい扉を開いて、これからさらに未来を作っていきます」と宣言。「5人が生きているうちに、必ず、何回も、俺たちはこのステージに帰ってきます」と約束した。
RYUICHIも「もう歌えないかな…もうここに立つ資格はないのかな…もう戻ることはないんじゃないか…いろんなことを考えた時期があります」とこれまでを振り返った。
それでも「昨年から41本回って、そこでみんなからパワーをもらって、今日ここに立てた。いつでも、覚悟をして、これからの未来をつかんでいく。光しか見えてないからね」と語り、「今夜集まってくれた全国のSLAVE(ファンの総称)がこの先もともにLUNA SEAを作ってくれる。これからも長い旅をともに…」と次の5年、10年を約束。最後は復活を示すようにマイクを通さず「東京ドーム! 愛してるよ!」と声を響かせた。