乃木坂与田祐希卒コンで大園桃子さんサプライズ出演、引退した元メンバーのライブ登場は史上初
与田祐希(24)が23日、乃木坂46から卒業した。前日22日から2日間、地元のみずほPayPayドーム福岡で開催された自身の卒業コンサートに出演した。“よだもも”として親しまれた、同期の大園桃子さん(21年卒業、引退)がサプライズ登場し、2人のダブルセンター曲「逃げ水」をともにパフォーマンスした。
この日2度目の「逃げ水」のイントロが流れると、ステージ中央にシルエットが2つ浮かんだ。スポットライトを浴び、与田と大園さんの姿が映し出されると、会場は騒然となった。引退した元メンバーが再びライブに登場するのはグループ史上初めて。メンバーとともに笑顔でパフォーマンスを終え、大園さんは「サプライズ! 与田にとって最後の『逃げ水』を一緒に披露できてよかった」と涙を浮かべた。
与田は「ありがとうね、来てくれて。(一緒に逃げ水を披露するのは)桃ちゃんの卒業セレモニー以来だね」としみじみ。大園さんは「めっちゃ緊張して、どこ見たらいいか分からなくて…。ううう。でもね、よかったね」とほほ笑み、与田は「ありがとう、これが本当に最後だね。『逃げ水』オリメン(オリジナルメンバー)。よだもも」とかみしめ、ハグを交わした。
与田は「楽屋で(大園さんが)『逃げ水を守ってくれてありがとう』って言ってくれた。またカラオケで逃げ水歌おう」と笑顔。大園さんは言葉に詰まり、「待ってーどうしよう」と顔を覆った。手を振りながら苦笑いで「ごめんなさい~」と“らしさ”全開でステージを去り、会場を和ませた。
梅澤美波(26)は「(大園さんは)本当に変わらないんです。(逃げ水の歌詞の)『あの夢』だった」としみじみ。与田も「夢のような時間だったね」とうなずき、「これからはライブで桃ちゃんと2人で(逃げ水を)見たい」とほほ笑んだ。【玉利朱音】