「西田敏行お別れの会」に出席した三谷幸喜(2025年2月18日撮影)

脚本家の三谷幸喜氏(63)が22日、総合司会を務めるTBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に生出演。18日に行われた俳優西田敏行さんのお別れの会に出席した際のエピソードを語った。

番組では、昨年10月に76歳で亡くなった西田さんのお別れの会が東京・増上寺で行われ、三谷氏が弔辞を読み上げる様子を伝えた。三谷氏は「西田さんのお別れの会で思ったんですけども、ご家族がいらっしゃって、奥さまとお嬢さんが2人いらっしゃるんですけど、本当になんかね、明るいご家族なんですよ。もう、その方々とお話しているだけで、西田さんって本当に幸せな方だったんだな、という気がするし、西田さん自身も本当に優しい方だったんだな、とあらためて感じました」と振り返った。

安住紳一郎アナウンサー(51)からは「今日されているネクタイは…」と三谷氏のえんじ色のネクタイを示されると、三谷氏は「奥様からいただきました、西田さんの」と少し誇らしげにネクタイを指さした。

さらに、三谷氏が弔辞で、西田さんが「西遊記」の撮影中、我慢できず草むらで脱糞(だっぷん)してしまった際のエピソードを披露したことも紹介。「自衛隊の一個小隊が通りかかり、豚の姿で用を足す西田さんを見て全員で敬礼したということです」と語った様子も流された。安住アナから「弔辞なかなか。笑いを、ということで」と突っ込まれると、三谷氏は「勇気いりました、あれね。最初すごい空気になったからどうしようかと思って。後戻りできないですからね」と、しみじみ回想した。

他にも弔辞で三谷氏が「『こんな面白いせりふを書いてくれてありがとう。僕はこのせりふを言うのが楽しみで楽しみで仕方なかったんですよ』とおっしゃいました」と西田さんの言葉を紹介し、三谷氏が「脚本を書く人間としてこれほどうれしい言葉はありません。あの時の西田さんの言葉があるから、僕は今もこの仕事を続けています」と感激した様子も伝えられた。

三谷氏は番組ラストで、「これも西田さんの帽子いただいたんですよ。このネクタイも」と、黒いハットをかぶりパープルのしま模様のネクタイも披露。安住アナに向かって「欲しい?あげないよ!」とおちゃめに叫びながら、西田さんをしのんだ。安住アナに「いろいろいただいて良かったですね。お似合いですよ」とほめられると、三谷氏は「ああ見えて、(西田さんは)お顔が小さくて」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 三谷幸喜氏「勇気いりました。最初すごい空気に…」西田敏行さんお別れの会での笑い話披露に