「ひきこもりVOICE STATIONフェス」に登壇した、左から高橋みなみ、宮本亞門氏、ヒャダイン

元AKB48でタレントの高橋みなみ(33)が22日、都内で行われた「ひきこもりVOICE STATIONフェス」に登壇した。

ひきこもりへの理解を深め、誰もが生きやすい社会について考えていくイベント。同時開催の展覧会「“HIKIKOMORI” ANYONE? 他人事じゃないかも展」(渋谷n_spaceで24日まで)参加のクリエーターらとともにトークを繰り広げた。

すでに同展覧会を訪れたという高橋は「オープン前に30分ほど体験させていただいて、もっと時間がほしいと思いました。(ひきこもりの)皆さんの思いや経験がクリエイターさんの作品を通して伝わってくるんです」と振り返った。さらに「展覧会を通してひきこもり当事者の声がより多くの方に伝わっていただけたらうれしいと思います」と呼びかけた。

同展覧会アンバサダーで、ひきこもり経験のある演出家宮本亞門氏(67)も「この試みは続けていきたいね」とうなずいた。自身の経験を振り返り、「昔は自分っておかしいのかなと思っていた。でも、何一つ悪いことじゃない。最高のブレーキが不登校、ひきこもりだと感じています」と伝えた。

同展覧会に合わせ「ボカロHプロジェクト」として、ひきこもっていた経験のあるボカロPからオリジナル楽曲を募集。その中から音楽クリエイターのヒャダイン(44)が編曲・プロデュースした1曲のミュージックビデオが会場で披露された。

ヒャダインは「私自身ひきこもりの体験はないですが、一人きりでいることが多くて学校が楽しくない時期もありました」と吐露。創作活動について「最初は誰からも相手にされなかったけど、ネット上で段々認知されて。ネットを通して人とつながることができて、自分はこの世界にいても良いんだと思えてうれしかったです」とほほ笑んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 高橋みなみが“ひきこもり”テーマの展覧会へ「皆さんの思いや経験が作品を通して伝わる」