堀潤氏、オンラインカジノ「摘発すべきは胴元」 活動自粛相次ぎ「すべてキャンセルは…」
元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(47)が22日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西ローカル)に出演。令和ロマン高比良くるま(30)が、過去のオンラインカジノでの賭博を認め、活動を自粛した件について私見を述べた。
高比良は大学時代の知人に誘われたことをきっかけに、2019年末から2020年末まで1年間ほど、オンラインカジノを行っていたことを説明。当面の間の活動を休止することを発表した。
堀氏は、現段階での活動自粛に「いったん冷静になりたいのは、いま任意で聴取、『事情を聴かせてください』っていう段階なので、ものすごい何かの犯罪、罪を犯している人です、みたいにして、すべてがキャンセルされていくのは、ちょっと嫌だなという気持ちがあります」と話した。
「なぜなら、警察が本来摘発するべきはやっぱり胴元ですよ。どういう資金源になっているのかとか、どこの国、どういう関係性で、オンライン上に資金集めをしているのか」と指摘。
「いろいろ調べてみると…」として、オンラインカジノのサイトの有料版では「匿名性の担保」や「現金への換金時に名前を出さなくてもよい」とうたわれていることに、「すなわち何かっていうと、明らかにされたくない人が資金をロンダリングするのに使っている可能性がある。本来、本丸はそこなので、警察はちゃんとそこまで(捜査を)やり切ると思っているんです。だから『どういう経路ですか』っていうのを聞いている段階なのかな」と推し量った。
ジャーナリストの岩田明子氏(55)も、「警察は全体像をつかむためにいろんな人に話を聞いていると思いますし、警察としては違法性の認識、それからやっていた期間、頻度などを見て立件の可否を決めますから。ここの線引きがハッキリしたところで、自粛とかその他の活動っていうのを判断してもいいのかなと思うんですけど。世論の風潮で軒並みどんどん(自粛やキャンセルをする)っていうところは、ちょっと違うかなって感じます」と語っていた。