浅野忠信GG賞名スピーチ「多分、皆さん私のこと知らないと思いますが」裏側明かす
浅野忠信(51)が22日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた、ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督(52)の監督作「かなさんどー」公開記念舞台あいさつに登壇。1月に「SHOGUN 将軍」で日本人初のゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しており、そのときに行ったあいさつの裏側を明かした。
浅野は、ゴールデングローブ賞受賞の檀上でトロフィーを手に「ウワォ!」と思わず声を漏らした。そして英語で「多分、皆さんは私のことを知らないと思いますが、私は日本から来た俳優の浅野忠信です。本当にありがとうございます。とてもうれしい!」と大喜びしながら自己紹介した。11年のハリウッドデビュー作「マイティ・ソー」、13年「-ダーク・ワールド」、17年「-バトルロイヤル」とシリーズ3作全てに出演するなど、海外での知名度も高い浅野の、ジョーク交じりのスピーチに会場は沸いた。取材に応じる中で「とてもうれしい…日本語で言うと」と日本語の喜びコメントも紹介。「今夜、東京に戻らなければいけない。明日はまた朝から撮影です。私にとってとても大きなプレゼント」と喜んだ。
この日の舞台あいさつでは、作品にちなみ「誰にも言っていない秘密は?」と質問が出た。浅野は「スピーチさせていただき…本当は、すごいちゃんと感謝の言葉を述べようと考えていた。役者だから、毎日、練習して覚えていたら、飛んでしまった。真っ白な状態だった」と、練習していたスピーチが頭から飛んでしまったと明かした。そして「逆に真っ白になって良かった。まともに話したら、シラッとしたかも知れない。うれしかったです、本当に。考えたんですけどね…ウワーッとなって、何だっけ…となって舞台に上がったら、みんな、お前、誰だ? っていう顔をしていたんで」と話し、「多分、皆さんは私のことを知らないと思いますが」と口にした裏側を明かした。
浅野はバンド「SODA!」のメンバーとしても活動しており「普段、バンドやっていて、お客さんとやりとりしている。良かった」と、バンドで場数を踏んでいたことも、好スピーチにつながったと胸を張った。