JリーグMVP選手の元ライバル、ジョックロックゆうじろー 大病でサッカーあきらめ芸人に
昨年の「M-1グランプリ」ファイナリスト、ジョックロックの福本ユウショウ(37)ゆうじろー(27)が、18日夜に放送されたABCテレビ「相席食堂」(火曜午後11時17分=関西ローカル)にVTR出演。ゆうじろーの故郷、大分県宇佐市で初めてのロケを行った。
今回は「M-1グランプリ2024」のファイナリストによるロケ頂上決戦「街ブラ-1グランプリ2025」の最終回を放送。ゆうじろーの母校、宇佐市立四日市南小学校を訪れた。
少年時代、サッカーで活躍していたゆうじろー。所属していた四日市南SSCはJ1浦和GK西川周作、J1横浜DF松原健、イングランド3部バーミンガムMF岩田智輝を輩出しており、中でも2022年JリーグMVPを受賞した岩田とは同学年で、当時はライバル関係にあった。
同クラブの恩師、乙部哲也コーチも「サッカーはすごかった。サッカーの実力はスベったことがない」と振り返った。
だが、ゆうじろーは中学時代に悪性リンパ腫を患った。
「入院9カ月したんですよ。復帰もしたんですけど、副作用で骨が壊死(えし)しちゃって。それでサッカーをやめた」
実家で家族に囲まれながら述懐した。
ゆうじろーの母裕子さんは「入院しているときも全く弱音を吐かずに、逆に私のことを心配してくれて。絶対に良くなる、って思いで治療を続けていましたね」と思い返していた。
突然の大病でサッカー人生を諦めることになった、ゆうじろー。しかし、失意の中、テレビで活躍する芸人たちの姿を見てお笑いの道を目指すことにしたという。