「好井まさおの怪談を浴びる会」出版 解散した元相方とは「会ってないし、連絡も取っていない」
お笑い芸人、好井まさお(40)が17日、都内で初の著書「好井まさおの怪談を浴びる会」(KADOKAWA)の発売記念イベントを開いた。
好井は会見に集まった5人ほどの取材陣を見渡しながら「こういうの番組で見たら、記者の方がブワーッといてバシャバシャバシャと(シャッターが切られると)思ったら、こんなにアットホーム」と笑った。
書名は自身のYouTubeと同じにした。「チャンネルを見た人が手に取りやすいように、この題名にしました。去年の5月か6月に話をいただいて、7、8カ月でできました。読んだ時に自分の声で頭の中で再生されるような文字にしようと思ったけど、文字起こししたものをライターさんに書いてもらったら、メッチャ関西弁が下手で一からやり直しました」と振り返った。
本の内容については「一発目に書いてる『黄色いパーカーの男』というのが、自分の実体験では一番怖い。失禁しそうになる、2度とないと思う。それにあやかって黄色い表紙にしてるので、まず読んでほしい。点数は100ですね。めちゃくちゃ自分のYouTubeチャンネルが好きで、それを書籍化できた。これを手がかりに第2弾、第3弾出せたら。売りたいですね」と話した。
書籍化については「うれしかったですね。一発狙っていたので、書籍になりやすいようにやっていました。何社か話をいただいたけど、KADOKAWAの担当さんがチャンネルのファンと言ってくれたので。印税は1500円の本で10%。吉本の取り分があるので、1冊売れてもペットボトル1本も買えない」と話した。
怪談を始めるきっかけは千原ジュニア(50)。「葛藤があったけど、番組でジュニアさんが『好井の怪談、ええよな』って言ってくれた。ジュニアさんには『時間があったら読んでください』と直接手渡したいです」。
本の内容以外で一番怖かった体験については、2022年いっぱいでお笑いコンビ、井下好井を解散した後のことを挙げた。「解散した後の給与が…。仕事が一気になくなって、3カ月後に28円16銭とかの明細で、6000円くらいで家賃が18万円。メッチャ怖かったですね」。
相方だった井下大活躍(39)については「解散してからは、どんな仕事してるんだろう。会ってないし、連絡も取っていない」とクールに話した。
◆好井(よしい)まさお 1984年(昭59)4月27日生まれ、大阪府枚方市出身。関西外語短大卒業後、05年にNSC東京校11期に入所。07年1月1日に井下とお笑いコンビ、井下好井を結成。17年、NHKドラマ「火花」。22年12月31日に井下好井を解散してピン芸人に。趣味はサッカー、ファッション、怖い話。171センチ、60キロ。血液型O。