イモ欽トリオの左から山口良一、長江健次、西山浩司

1981年(昭56)にデビュー曲「ハイスクルールララバイ」が160万枚超の大ヒットになった、山口良一(69)西山浩司(64)長江健次(60)によるイモ欽トリオが「山口良一古希記念LIVE」ツアーを全国7都市で8公演行う。

3月8日の仙台から宇都宮、松阪、奈良、鹿児島、福岡をへて同30日の横浜まで。同29日は長江の横浜での「魅惑の昭和ライブ」に山口良一(69)がゲスト出演する。

イモ欽トリオは、81年4月スタートのフジテレビ系バラエティー「欽ドン!良い子悪い子普通の子」から生まれたユニット。父親役の萩本欽一(83)に山口のヨシオ、西山のワルオ、長江のフツオが絡んでお茶の間に爆笑を巻き起こした。

「ハイスクール-」は作詞は松本隆、作曲は細野晴臣というヒットメーカーが担当。テクノ風の曲調とコミカルな振り付け、長江の「なーっ!」という決めぜりふで大ブレーク。他局のTBS系「ザ・ベストテン」でも8週連続1位に輝いた。

最初は西山が良い子、山口が普通の子に決定していた。長江は「僕は大阪からやって来て、オーディションに落ちてフジテレビの中をウロウロしてたんです。そうしたら呼び戻されて、フツオに決定しました」と振り返る。

今回のツアーについて長江は「3月に山口さんが古希になるのでね。『ハイスクルールララバイ』を新たにレコーディングして、3人それぞれの曲と合わせて4曲のミニアルバムを作りました。トークと歌で笑ってもらいます」。

12歳で欽ちゃんと出合った西山は「僕は12歳の時に欽ちゃんに出合って、運命のレールを敷いてもらった。お笑いから役者の道へ進んだけど、今でも一緒に歌えるのはうれしい」。山口は「僕は、お芝居をやりたいというより、ただ面白いことをやりたくて東京ヴォードヴィルショーには入りました。ひょんなことからイモ欽で歌うようになって、来月に古希。ありがたいです」と話している。

長江は「僕はイベンター兼運転手です。東日本の方は僕が車を運転して移動します。この歳なって修学旅行みたいなのができるのはうれしいですね。お客さんにも、一緒に楽しんでほしい」と話している。【小谷野俊哉】

◆山口良一(やまぐち・りょういち)1955年(昭30)3月27日、広島市生まれ。79年に東京ヴォードヴィルショー入団。165センチ。血液型A。

◆西山浩司(にしやま・こうじ)61年1月10日、香川県高松市生まれ。73年に日本テレビ系「スター誕生!」のコーナーで5週勝ち抜き。160センチ。血液型A。

◆長江健次(ながえ・けんじ)64年7月17日、大阪府豊中市生まれ。79年関西テレビ「ザ・びっくりショーレギュラー」。170センチ。O型。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「ハイスクールララバイ」が160万枚超ヒットのイモ欽トリオ「山口良一古希記念LIVE」ツアー