舞台「FOLKER」の出演者。左から後藤ひろひと(演出も)、小島聖、紅ゆずる、遠藤久美子、内場勝則

大阪国際文化芸術プロジェクト「FOLKER」公演が14日、大阪・堂島リバーフォーラムで初日を迎えた。

芝居は、女囚刑務所の更生プログラムとして受刑者がフォークダンスに出場するという群像劇。後藤ひろひと作・演出、出演は元宝塚歌劇団星組トップ紅ゆずる、内場勝則(64)小島聖(48)遠藤久美子(46)ら。

初公演前の最終けいこを終えた紅が「最初の1週間はフォークダンスの練習ばかりでした」と口火を切れば、遠藤も「私は今も足首が痛みます」と本音をポロリ。出演者が本気になってダンスに取り組んだ舞台裏をうかがわせた。その成果は公演クライマックスにてフルに発揮される。

死刑囚たちの「制服」は、あざやかなオレンジ色の上下。「自分たちの絆(きずな)の象徴でもあり、文字通りの勝負服でもありました」と紅。

吉本新喜劇の内場は死刑囚たちを励まし、フォークダンスを指導する役。慣れ親しんだ新喜劇はけいこ時間の短さで有名だが「今回は、じっくり時間をかけて芝居を作り込みました。こういう舞台もできるんだというところを見てほしい」(内場)

◆公演日程 2月14日午後7時。15日午後1時、午後6時。16日午後1時。17日午後7時。18日午後7時。20日午後7時。21日午後7時。22日午後1時、午後6時。23日午後1時(いずれも開演時間)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 紅ゆずる、遠藤久美ら舞台「FOLKER」初日「フォークダンスの稽古ばかり」「今も足首が」