「フジテレビ批評」で10時間超会見を特集、有識者「今日は怒らなくてはいけない」痛烈指摘
フジテレビは1日放送の同局「フジテレビ批評」(土曜午前7時)で、中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関与していたと報じられたことをめぐり、先月27日に開催し約10時間半に及んだ記者会見を番組で取り扱った。
番組冒頭、会見について視聴者から寄せられた意見は7405件(1月16日~同31日午前5時)と公表。渡辺和洋アナ(48)が「本日は予定を変更して、中居氏と女性とのトラブルをめぐるフジテレビの対応が社会、メディア界に及ぼした影響、そしてフジテレビが負うべき責任を検証します」と切り出した。進行は椿原慶子アナ(39)も務め、パネリストとして、上智大文学部教授の音好弘氏、「The HEADLINE」編集長の石田健氏が出演した。
音氏は「今日は怒らなくてはいけないと思ってまいりました。23年10月に旧ジャニーズ事務所の創業者の性加害について、その調査の結果を踏まえた番組に出させていただいた」と切り出した。2
23年10月21日放送の同番組特別版「~旧ジャニーズ事務所の性加害問題とメディアの沈黙~」では番組の最後には同局の今後の方針を発表。「フジテレビは人権尊重について 普遍的かつ最重要の理念と考えています 今後とも取引先をはじめとする 全てのステークホルダーに対して 基本的人権を尊重する責任を果たすよう 努力して参ります」と宣言している。
音氏は「まさにその時に中居氏の件(23年6月)というのは既に起こっていて、動いていたということですので、ここで取り上げた人権尊重ということが、本当に血肉化されていたのかということを非常に憂いております」と指摘した。