垣花正(2024年撮影)

元ニッポン放送のフリーアナ垣花正(53)が29日、TOKYO MXTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)にMCとして生出演。経済アナリスト森永卓郎(もりなが・たくろう)さんの訃報を受け、生放送で追悼した。

森永さんはステージ4の膵臓(すいぞう)がんで闘病中だった。28日午後1時33分、原発不明がんのため、自宅で亡くなった。67歳だった。この日、所属事務所が発表した。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行うという。

垣花はこの日、ニッポン放送の朝の冠番組でも森永さんを追悼。「5時に夢中!」にも23年9月にゲスト出演していた。

垣花は「20年以上モリタクさんとはずっと一緒で。ラジオもほぼ毎日やって」と切り出した。そして「モリタクさんがすごいなと思うのは、最後の最後まで仕事をやり続けて。仕事が好きだったんですよね。で、モリタクさん、死ぬことは全然怖くないし、悔いもないって言ってましたね。これがすごいなと思って」としみじみと語った。

さらに「むしろ、がんを発表した1年の方が一番忙しくて全盛期だったんじゃないかな。本は出せば売れるし、言いたいこと言いまくってたし」と続けた。

森永さんは1980年(昭55)に東大経済学部を卒業し、日本専売公社に入社。三菱UFJリサーチ&コンサルティングなどをへて、独協大教授に。03年に出版した著書「年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で『豊かな』ライフ・スタイルを確立する!」は200万部以上のベストセラーになり、“モリタク”の愛称で、ラジオやテレビで経済を分かりや説明して人気者となった。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 森永卓郎さん「死ぬことは全然怖くないし悔いもない」ラジオ共演の垣花正「最期の思い」伝える