松重豊、「孤独のグルメ」撮影に誇り「お店から苦情が来たことが1度もない」
俳優松重豊(62)が24日、大阪市のTOHOシネマズ梅田で公開中の映画「劇映画 孤独のグルメ」のお礼行脚!全国舞台あいさつキャンペーンに登壇した。
同作は松重が監督・脚本・主演を務める。松重演じる井之頭五郎が、かつての恋人小雪の娘・松尾千秋から「子どもの頃に飲んだスープをもう1度飲みたい」という祖父の依頼を引き受けてほしいとパリに呼ばれ、食材探しの旅に出るも行く先々で事件に遭遇する。
松重は登壇するなり「大阪の皆さま、おなかを空かせて申し訳ありません」とおわび。映画を見終えたばかりのファンに「ちゃんぽんが気になった人?」と呼びかければ「中央軒とチェーン店があるみたいなので、そちらに行かれたら」。
また、「韓国グルメをどうしても食べたいなと思われた方」と呼びかけると、「鶴橋へ直行してください」などと笑わせた。
あいさつはティーチインの形で進められた。「質問、意見、文句、中傷、なんでもお受けいたします」。松重自ら舞台を降りてファンからの質問に答え、五郎の名刺をプレゼントした。
味覚が変わった瞬間を聞かれると「僕、子供の頃から辛いものとかも平気」としつつ、タバコも酒も止めたことで「五郎と同化して、いくらでも食べられるようになった。スタッフもビックリするくらい。味覚よりも胃袋が変化しちゃった。年取って食べれなくなったって言われるけど逆です。最近、すごい食べれるんでどうしようかなと考えています」と応じた。
ドラマを通じて日本語を勉強しているという中国人留学生からは、中国ロケについて聞かれ「行きたい。中華料理も大好きなんですよ。何度か行きたいと提案してます。韓国が距離的にも近くて、話も作りやすかったんですけど、中国と韓国と台湾には、この番組を愛してくれる方がいる。ご要望があれば」と乗り気。「スタッフでもキャストでも参加して」と出演オファーで喜ばせた。
愛用のメガネについても質問が及び、地元福岡で眼鏡店のイメージキャラクターを務めていることを明かしながら「大事な小道具だと思っている。一般の方も印象も変わるし、僕らも皆さんの前に出るときはどういうものが良いかなと考えてます。孤独のグルメと関係ない話でありがとうございます」と苦笑した。
ドラマは「お店の方とリアルにやりとりして番組作ってきた」といい、「お店から苦情が来たことが1度もない」と胸をはった。「コロナもあって、飲食店大変なときに、飲食店に対するエールが僕らからメッセージとして伝わればと思って、僕は一生懸命食べるだけ」と番組に込めた思いを明かしていた。