フジ解説委員、第三者委員会に疑念 事実関係の根幹解明は「ほとんど期待できないんじゃないか」
フジテレビ解説委員の風間晋氏が23日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に生出演。芸能界を引退した中居正広さん(52)の女性トラブルを発端とした騒動をめぐり、同局が設置を決議した日本弁護士連合会策定のガイドラインに準拠する第三者委員会について私見を語った。
番組のトップニュースで中居の引退やフジの社員説明会について報道。同局港浩一社長らが23日に行った社員説明会で、同局と利害関係のない独立した弁護士3人で構成された第三者委員会設置を明らかにしたことも触れた。
風間氏は「僕自身は、日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会というのが一番、僕にとっては関心があるところ」と切り出し「その心は、だからといって万能でない、というところなんですね。ちまたでは、日弁連のガイドラインに沿ったものであれば全ていける、みたいな風に取り扱われていますけど、一番大きな問題は、やはり当事者の守秘義務というのがある。そこを聞けるんですか、と。その守秘義務に触る部分というのを聞けるのか」と指摘した。
続けて「もちろん弁護士には弁護士としての守秘義務があるから、お聞きしたことは絶対に他言しませんということで聞けるかもしれない。でも調査報告書にじゃあ書けるんですか、書けませんよ。ということはやはり、日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会であっても、事実関係の根っこの部分を認定するというのは、ほとんど期待できないんじゃないか、という風に僕自身は思っている」と語った。
谷原から「調査の限界があるのではないかということですね?」と確認されると、風間氏は「はい」と肯定し「しかもガイドラインに沿った第三者委員会というのは、それなりに時間がかかるものだ、という認識がある中で、この調査はあと2カ月でやる、と言っているわけですから」と調査報告書提出が3月末をめどとしていることにも言及。「もちろん調査の種類によって、範囲がどれだけの範囲なのかとか、案件が複雑多岐にわたっているのか、もっと絞られたものなのか、とかいろいろ調査対象によって違うとは思いますけど、どうなんだ、という。そこをどういう風に乗り越えていくのかな、というのを、3月に(調査報告が)出て来た時に、とても真剣に見極めなければいけない、と思いました」と私見を述べた。
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