民放連会長のフジ副会長、遠藤龍之介氏 中居正広の引退に言及「今後の調査委員会に対応」望む
民放送は23日、都内で定例会見を開いた。
フジテレビ副会長でもある民放送の遠藤龍之介会長(68)は、女性トラブルが報じられ、この日に芸能界引退を発表した中居正広(52)に言及した。
会見の冒頭、17日にフジテレビの港浩一会長(52)が行った会見について問われ「反省しなければいけないところが多々あった。民放連会長として話すのはおかしいので、この会が終わってから、フジテレビ役員としてよろしいでしょうか」と説明。いったん先送りとし、まずは民放連会長としての会見を始めた。
フジテレビのCMスポンサーが放送を取りやめている現状について、民放連の会長として「結果として、ステークホルダー(利害関係者)の信頼を失った。速やかにフジテレビに第三者委員会の設定を依頼する。信頼関係の回復を祈っています。民放連の立場としては、フジテレビの早い対応を願っています」。
中居の引退については「引退をなされると言うことについては、ご本人の判断なので私から言うことはない。今後の調査委員会などにできれば対応してほしい」と話した。
また、フジの会見そのものについて「私も広報部長などをやってきた。今回の様な事案については、一番伝わりやすい形にするべきだったなと思う」と話した。
◆遠藤龍之介(えんどう・りゅうのすけ)1956年(昭31)6月3日、東京生まれ。81年慶大文学部を卒業して、フジテレビ入社。01年(平13)7月編成制作局編成部長、03年6月広報局広報部長。06年6月広報局長。07年6月取締役。10年6月常務取締役。13年6月専務取締役。17年6月専務取締役、社長補佐等担当。18年6月代表取締役社長。19年6月取締役副会長。22年から民放連会長。