乃木坂46冨里奈央「座長としてふにゃふにゃ~とならないように」アンダーライブへ意気込み
乃木坂46冨里奈央(18)が、28日から千葉・幕張イベントホールで3日間開催される「37thSGアンダーライブ」への意気込みを語った。アンダー曲「それまでの猶予」でセンターを務め、アンダーライブ初座長に挑む。3月に高校卒業を控えるなど節目の年。初の大役と向き合い、気持ち新たに坂道を駆け上がる。
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アンダーライブ座長という初の大役。「皆さんの心を動かすライブができるのか」という不安も大きいといい、過去に座長を経験した同期の奥田いろは(19)中西アルノ(21)に相談したことを明かした。
「2人とも『奈央らしくやったらいいんだよ』といった言葉をくれました。夜とかすごく悩んじゃうこともあるんですけど、そういう言葉をくれる人が近くにいるから、めげずにいられます」と感謝した。
客席との一体感が強く、思いのこもった熱いパフォーマンスが魅力のアンダーライブ。「みんなそれぞれ抱えている悩みや思いがあると思うんですけど、そういうものをステージにこめて、出していけるところがアンダーライブの魅力だと思います」とした。「1人1人の熱い思いや気持ちの強さに心をつかまれますし、アンダーライブがあるからこそ1つになれると思っています」と力を込めた。
ほんわかした性格で、ふにゃっとしたキュートな笑顔が持ち味だが「座長としてふにゃふにゃ~とならないように、切り替えを大事にしていきたいです!」と意気込む。「全力でやり切ったと思えるライブにしたいです。メンバー同士で仲のいいわちゃわちゃ感も見てほしいですし、集中してかっこよく決めるところも注目してほしいです」とアピールした。
アンダー楽曲で初センターの「それまでの猶予」のミュージックビデオ(MV)では、ミステリアスな世界を主人公として表現。制服のまま、思い詰めた表情でシャワーを浴びるシーンでは「お湯が出ないハプニングがあって、冷水でした! 寒さもあって、リアルな表情ができたと思います(笑い)」と明かした。
アンダーライブ数日前にも高校のテストがあるなど、多忙な日々が続く。それでも、3月の卒業を前に「制服でディズニーに行くとか、憧れます」とにっこり。22年2月、5期生として中学3年生でグループに加入し「あっという間にもう高校3年生! 18歳ですし、気がついたら大人になっちゃった気がします」と振り返った。
「顔も前は本当に丸々という感じで、子どもっぽかったと思います。今も童顔かもしれないですが、ちょっとは大人になれたかなと思っています」と照れ笑いした。「人前でしゃべるのが苦手で下を向いていることも多かったですが、今は前よりもちゃんと話せるようになりました」と、心身共に変化を実感している。
今年の目標を聞くと、大きな瞳に力がこもった。「『もっと必要とされる人になりたい』という気持ちが大きいです。期待されたいんです」とストレートに口にした。昨年は選抜とアンダーを交互に経験。「選抜メンバーにあるものと、私にないものがやっぱりあるなと思っています。パフォーマンスもトークも、もっと努力できる人になります」と宣言した。
真っすぐな言葉に思いの強さがにじみでる。謙虚に貪欲に、高みを目指してさらなる飛躍を誓った。
◆冨里奈央(とみさと・なお)2006年(平18)9月18日、千葉県生まれ。22年2月に加入した5期生。愛称「なおなお」。趣味は写真、ゲーム。雑誌「月刊GoodsPress」で「NAOGRAPHIC」連載中。164センチ。血液型O。