映画「ウィキッドふたりの魔女」でエルファバ役の日本語吹き替えを務めた高畑充希

高畑充希(33)と清水美依紗(24)が、ブロードウェーミュージカルを映画化した「ウィキッド ふたりの魔女」(3月7日公開)で日本語吹き替えを務めることが21日、分かった。

同作は20年以上愛されている不朽のミュージカル「ウィキッド」の映画化。小説「オズの魔法使い」に登場する“悪い魔女”と“善い魔女”の過去を描き、対照的な2人が友情を育んでいく感動ファンタジー。アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォがダブル主演している。

高畑は後の“悪い魔女”エルファバ役。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つシンシア・エリヴォの吹き替えを担当した。

幼少期からミュージカル好きで、日本でも米ニューヨークでも「ウィキッド」を鑑賞してきた。「エルファバ役をやるのは夢のひとつでした。絶対に参加したい! と思い、オーディションに挑戦しました」と、熱い思いで勝ち取った。

シンシア・エリヴォのファンでもあり、アフレコは「シンシアの繊細かつパワフルなお芝居と歌の表現に少しでも近づけたい」と思って挑んだという。「楽曲がすごく難しいことに加えて、彼女の口に合わせて息を吸ったりフェイクを入れたりするのが想像以上に難しい。でも何回見ても興奮できる映像ばかりだったので、とても楽しかったです」と明かした。

アリアナ・グランデ演じる後の“善い魔女”グリンダ役は清水が務めた。清水は高校生のころ、次世代アリアナ・グランデ発掘オーディションで審査員特別賞を受賞した経歴を持つ。

「アリアナは私にとって本当に憧れの人。普段歌っているR&Bややポップスとは全く違うオペラの歌い方を取り入れたり、コミカルなお芝居をしていたりと素晴らしく、その方の声をあてるのは責任重大だなと思いました」と振り返る。吹き替えは初挑戦で「難しさを痛感しましたが、声だけで演じる楽しさや、自分の声の新しい発見もありすごくいい経験になりました」と話した。

高畑は「私と同じようなミュージカルファンの方も、初めて『ウィキッド』に触れる方でも、存分に楽しめるエンターテインメント作品で、笑って泣けてグッとくる映画になっています。ぜひ皆さんにも映画館でその体験をしていただいて、音を浴びてほしいです!」。清水も「あらゆる世代の人に響く物語になっています。心を込めて演じたので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです!」とアピールした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 “悪い魔女”高畑充希&“善い魔女”清水美依紗、映画「ウィキッド」で日本語吹き替え担当