菊間千乃氏(2021年撮影)

元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が18日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。中居正広(52)をめぐる女性トラブルについて、フジテレビ社員の関与疑惑が一部で報じられたことなどについて、同局港浩一社長らが会見した件について解説するなどした。菊間氏はフジテレビの顧問弁護士でもあるが、今回の件については現段階で「まったく相談を受けてない」としている。

港社長らは17日に会見し「多大なご心配、ご迷惑をおかけし、説明ができていなかったことをおわびします」などと謝罪。第三者の弁護士を中心とする調査委員会の立ち上げを明言するなどした。

菊間氏は、フジが今回、日弁連のガイドラインにのっとった「第三者委員会」ではなく、「第三者の弁護士が中心の調査委員会」を立ち上げるとしたことについて聞かれると「ここがちょっと私も分からないんですけど、第三者委員会って何のために作るかというと、不祥事が起きた時、企業の社会的信頼とか持続可能性を回復するっていうことが第三者委員会の目的なんですね。今、フジテレビが視聴者のかたも含めて皆さんからちょっと疑いの目を向けられているところで“全て事実を明らかにしましょう”ということで委員会を作るのであれば、やっぱり日弁連のガイドラインに基づいた委員会を作ってやった方がいいと思うんですね」などと述べた。

そして「そうじゃないと、報告書を出した時にやっぱり何らかの内部の意見が反映されて、事実と違うことが出されるんじゃないかっていう疑いを持たれてしまうこと自体がもったいないと思うので、どうせやるのならきっちり、(日弁連の)ガイドラインにのっとった方がいいかなと」と続けた。

総合司会の脚本家三谷幸喜氏から、今回の「第三者の弁護士が中心の調査委員会」について「これは結局、第三者委員会と言えないということ?」と質問されると、菊間氏は「フジテレビが第三者委員会のガイドラインに基づかないとおっしゃったので、そこがどういう委員会になるのかちょっと分からないんですけど、あえてそうおっしゃってるというところがちょっと、気になりました」と答えた。

総合司会のTBS安住紳一郎アナウンサーが「港社長もこれ、あえてガイドラインに沿ったものじゃないものでやりたいと考えたんでしょうかね?」と聞くと、菊間氏は「そこは今からでも、みなさんが“おかしい”とおっしゃるかたも多いと思うので、きっちりやった方がフジテレビのためにはいいんじゃないかなと思います」などと私見を述べた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 フジ元アナで顧問弁護士菊間千乃氏「ここがちょっと私も分からない」フジの「調査委員会」に言及