ベストボディジャパン3位“奇跡の40代”橋本由起が初写真集「ランジェリーモデル目指したい」
ベストボディジャパン2024日本大会3位で“奇跡の40代”としてSNSなどで話題の「ゆきんこ」こと橋本由起(40)が昨年12月に初デジタル写真集を発売した。今年も悲願の大会日本一を目指す一方、本格的な芸能活動開始にも意欲をみせている。このほど取材に応じ、写真集の見どころや3年連続トップ10入り中の大会への思い、体作りのコツなどを語った。
身長168センチ、鍛え上げたおなかとお尻、そしてスラリとのびる脚。写真集には黒とピンクの各ランジェリーで撮影したというカットをふんだんを収録した。「ピンクでかわいい感じと黒でアンニュイな感じをミックスして、しっかりと体を見てもらえるように撮影しました。オファーがあるなら今後もグラビアもやりたいなと思っていますし、3~40代の方向けの雑誌だったり、ピーチ・ジョンさんとかのランジェリーのモデルさんも目指したいなと思っています!」と力を込めた。
転機は第1子出産から数年たった30代前半のころ。「7~8キロ太っていた」時期に自営業で営むまつげエクステ店の客に「第2子ですか」と言われたことをきっかけにダイエットを始めた。「全然妊娠はしていなくて、本当に太っているんやと。毎日のようにジムに行っていたら、同じジムに通う会員の方に『いつもいるけど、大会とか出ないの?』と言われて。そこでベストボディジャパンの存在を知りました」。
本格的に体を鍛え始め、その大会の魅力にハマった。「ベストボディジャパンは女性らしい程よく脂肪を残した健康美を競う大会で、規則正しい食事をしっかり摂りながら美しい身体に仕上げることができることに魅力を感じ、挑戦してみようと思いました」。初出場の2021年に日本大会4位に。約1年半前から五輪アスリートやプロ野球選手も指導するトレーナーに師事するようになると「成績がどんどん上がっていった」とさらにレベルアップ。昨年大会では優勝まであと1歩の3位に入った。
大会にのめり込んだ約3年間の生活は「めちゃくちゃ濃かった」と振り返り「見た目も中身もメンタルも違いますし、風邪をひかなくなりました」。独自の体作り方も明かし、「私はプロテインは飲まずに食事で栄養をとるようにしています。食事ではよく、朝ご飯は食べた方がいいと言いますけど、一気に食べると血糖値が上がるので、数時間おきに少しずつ食べるのが一番痩せると思っています。そして日常生活では常におなかを上げてへこませておく。あとは呼吸を大事にする。これでかなり変わりました」と話した。
日々の運動も有酸素運動は行わないなどこだわりがある。「走ったりするくらいなら、バランスボールに乗っています。立っていると重力で体のお肉が下に持っていかれますし、外で紫外線を浴びると老ける要因にもなると感じていて。やったとしてもウオーキングくらいですね」。
現在は週2、3回のパーソナルトレーニングにジャイロトニックと呼ばれるマシンを使ったトレーニング、そして週に1度の社交ダンスと幅広く体を動かす。加えてまつげサロンの運営や、小学5年になる息子の子育てなど、母親としての仕事も欠かさない。
SNSでは、自宅の庭に出したプールで息子がスマートフォンで撮影しながら自身に水鉄砲を浴びせる動画が250万回以上再生されるなど“バズり”も経験。子どもと跳躍器具で遊ぶ動画などいくつかのヒット作を生み出しており「投稿直後から通知がすごくて、あの水鉄砲の動画だけでインスタグラムのフォロワーが2万人増えました。息子は『俺、すごいな』って言っていましたね(笑い)」。
今年も大会出場、そして日本一を目指して日々トレーニングに励んでいる。「納得のいく体と当日のコンディションで日本一がとれなかったら諦めるつもりですが、まだまだ理想の体形になれていないので。日本一をとってベストボディジャパンの公認講師になって、きれいを増やしていきたいと思っているんです」。掲げるのは「男性に好かれる体になる」こと。「女性ではなく男性受けする体を目指したいですし、令和の峰不二子みたいになりたいですよね」。
子育てや仕事に励む同世代へのメッセージも送った。「結婚、出産をへて、気づけば白髪が増えていたり、かなり老けたなと思って始めたのがベストボディジャパン出場でした。最初は何をすればいいかもわかりませんでしたが、継続していくとある日を境に歯磨きのようにやらないとソワソワするものになってきます。そうなると勝ちなので、まずはそこまで続けてほしいです。『できた』が増えると自信にもつながりますし、自己肯定感も上がると思いますよ」。
何事も始めるのに遅いことはない。“奇跡の40代”として、輝く1年にする。
【松尾幸之介】
◆橋本由起(はしもと・ゆき) 兵庫県出身。幼少期は舞台「アニー」に憧れ、学生時代はモーニング娘。オーディション応募、日テレ系「歌スタ!!」出演など芸能界入りを目指した時期も。26歳の頃に通っていたボイストレーニングの講師だった男性と結婚。現在も子育ての傍ら、関西圏内の自宅でまつげエクステ店経営兼講師として働く。デジタル写真集は「FANME」から購入可能。愛称ゆきんこ。