松坂桃李「御上先生」に吉岡里帆、及川光博、常盤貴子ら豪華俳優陣「大人の弱さ、葛藤、嫉妬、執念」
松坂桃李(36)主演の1月期TBS系連続ドラマ、日曜劇場「御上先生」(日曜午後9時)に、吉岡里帆(31)及川光博(55)常盤貴子(52)ら、多彩な俳優陣8人が出演することが19日、分かった。
同作は松坂演じる東大卒のエリート文科省官僚、御上孝(みかみたかし)が私立校へ出向を命じられ、教壇に立って高校生たちを導きながら、権力に立ち向かう完全オリジナルストーリー。吉岡は、御上が担任を務める隣徳学院3年2組の副担任、是枝文香を演じる。熱心で生徒からの信頼も厚い国語教師だが、文科省から御上がやってきたことで大きな影響を受ける。
国家公務員試験に落ちた経歴を持つ、隣徳学院3年の学年主任、溝端完は迫田孝也(47)が演じる。養護教諭の一色真由美役は、過去作で松坂と夫婦を演じたこともある臼田あさ美(40)が務める。
櫻井海音(23)は「VIVANT」に続いて2作目の日曜劇場出演。御上の文科省の後輩、津吹隼人役で、働く若者の葛藤を体現する。御上の隣徳学院赴任を後押しした上司で、文科省初等中等教育局局長の塚田幸村役は及川。「半沢直樹」「グランメゾン東京」「ドラゴン桜」など数々の日曜劇場に出演してきた及川が、今作でもキーパーソンになる。
隣徳学院の理事長、古代真秀役は北村一輝(55)が務める。隣徳学院を新設し、一代で東大入学者数県内NO・1の進学校にした人物。世間では理想的な学校経営者として認知されている。また神出鬼没な男、中岡壮馬役を林泰文(53)が、冴島悠子役を常盤貴子(52)が演じる。常盤の日曜劇場出演は主演した「グッドワイフ」以来、5年ぶりとなる。
「学校」と「省庁」という一見、別次元にある2つを中心に物語は展開していく。未来を夢見る子どもたちが大人の権力の犠牲になっている現実に立ち向かい、教育のあるべき姿を描く。「3年2組」の生徒29人には、奥平大兼(21)蒔田彩珠(22)窪塚愛流(21)らの出演が決まっている。
飯田和孝プロデューサーは「このドラマで御上先生に影響を受けるのは、29人の生徒だけではありません。大人たちも御上先生の『考えろ』という言葉に突き動かされていきます」とし、「生徒たちを輝かせる大人たちの弱さや葛藤、嫉妬、執念、さまざまな感情に、自身を投影して、共感していただけたらうれしく思います」とコメントした。