ハナコ岡部大がエール「優勝すれば最初から一目置かれる」25年「笑学祭」全国5都市開催に拡大
お笑いトリオ、ハナコ岡部大(35)が未来の後輩たちへエールを送った。自身が所属する芸能事務所「ワタナベエンターテインメント」は今年に引き続き、来年も大学生のお笑いNO・1を決める大会「笑学祭2025 supported byマイナビ」を開催。全国5都市開催に拡大し、スケールアップさせる。
早大時代の岡部は、地元秋田高の同級生と結成したお笑いコンビ「エガラモガラ」で前身の「笑楽祭」に2度目の参戦で優勝し、「ワタナベコメディスクール」12期生として特待生で入学。同期が約100組いた中で在学中に事務所契約を勝ち取った。「学生大会がきっかけで入ってくる後輩がいてほしい。ウチの伝統の枠みたいなところもあるんで」と歓迎した。
在学中からスクールに通うことで、プロを目指す厳しさに触れた。「新ネタ作って見せてをひたすら繰り返す。バチバチ感が違う」と当時を回想。「プロを目指して切磋琢磨(せっさたくま)して、人生をかける雰囲気の中で、俺は絶対やってやるんだみたいな熱量だった」と語った。
スクールで同期の菊田竜大(37)秋山寛貴(33)とトリオを結成して10周年。今月27日には、都内で10周年ライブを開催する。お笑い芸人を仕事にできている喜びを感じている。「お芝居もさせてもらえるし、海外ロケも行くし、やっぱ飽きない。こんなに挑戦させてもらえる仕事はない」と熱弁した。
だからこそ、全国開催で学生お笑いの大会としては最大規模の本大会への参加を呼びかけた。「自分の時からしたら考えられないし、今、学生お笑いの注目度は増している」とし「これで優勝すれば最初から一目置かれる。注目された状態で始めることができる。追い風だと思う」と言葉に力を込めた。【高橋洋平】
◆笑学祭 お笑いサークル所属の有無に限らず現役の大学生(大学院生・短大生・専門学生、休学中も出場可)が対象で、全国から参加できる。誰でも1人2ユニットまで予選に参加可能で、エントリー開始は来年4月を予定。5月に予選を東京、大阪に加え、新たに福岡、名古屋、仙台の5都市で開催。準決勝と決勝は6月に開催予定。優勝者特典は賞金30万円の他、ワタナベコメディスクールの学費が全額免除される。
◆岡部大(おかべ・だい)1989年(平元)5月30日、秋田県生まれ。早大入学後、ワタナベコメディスクールに通いつつ、早大のお笑いサークル「お笑い工房LUDO」にも所属。その後コンビは解散し、スクール同期の菊田、秋山とともに「ハナコ」結成。18年のキングオブコント優勝。