長澤まさみ「ドールハウス」で怖い映画初主演で新境地「本当に恐ろしい」“ムンク顔”に監督太鼓判
長澤まさみ(37)が、映画「ドールハウス」(25年初夏公開)に主演することが18日、分かった。出演した14年の映画「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」を手がけた矢口史靖監督(57)が書き下ろした、人形を軸に描いたミステリーにほれ込み、10年ぶりに再タッグを組んだ。
長澤は「脚本を読んだときにドキドキより、ちょっとわくわくしている自分がいて、もしかしたら…面白い作品ができそうな気がするって思っちゃいました」と、新境地となる“怖い映画”での主演に初めて挑む。矢口監督は「彼女が繰り出すムンク顔は本当に恐ろしい。取りつかれないようにご注意ください」と呼びかけた。
解禁されたビジュアルは、椅子に座り黒のロングヘアの長澤が手を添えながら抱きかかえる、同じく黒の長髪で、両頬を少し赤らめ人間に近い表情をみせる人形が、まるで親子のように描かれている。詳細は明かされていないが、長澤演じる主人公が、かわいい人形にまつわる謎を解き明かしていく物語だという。長澤は「人形という身近な存在がその世界に現実味を与えて、自分がハマっていくような感覚が新鮮でした。この人たちは一体どこまで行っちゃうんだろうという妙な感覚の高まりが終わらず最後まで続いて行く、本当に怖い映画です」と作品を評した。
矢口監督は「ずっとコメディー映画を作ってきたので意外に思うかもしれませんが、僕は子供の頃から怖いものが大好きでした。やっとつかんだこのチャンス! 映画館を絶叫型ライドアトラクションにするべく、手加減なしで作りました」と作品について語った。そして「きっと劇場を出た後、『ああ、怖かった。映画でよかった~』と自分が無事でいることを幸せに感じてもらえるでしょう」と続けた。
撮影は今年3~5月まで行われた。長澤は「矢口監督とは、またご一緒したかったので、とてもうれしかったです」と矢口監督との再タッグを改めて喜んだ。