磯村勇斗「劇映画 孤独のグルメ」撮影中、松重豊監督「目の前でOK」が「新鮮」
磯村勇斗(32)が16日、東京・イイノホールで行われた「劇映画 孤独のグルメ」(25年1月10日公開)完成披露試写会に登壇した。主演のテレビ東京系ドラマを監督・脚本・主演の全てを務めた松重豊(61)が、共演シーンで目の前で「OK」を出してきたと明かし、会場を笑わせた。
物語は、松重演じる輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、フランスに住むかつての恋人小雪の娘・松尾千秋から「子供の頃に飲んでいたスープをもう一度飲みたい」という祖父・一郎の依頼を引き受けてほしいとパリに呼ばれ、スープ探しの旅にこぎ出す。千秋を杏(38)一郎を塩見三省(76)が、五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティーで暮らす志穂を内田有紀(49)が演じた。
磯村は中華ラーメン店「さんせりて」の常連客でスープの食材とレシピを探す五郎を手伝う中川、オダギリジョー(48)が「さんせりて」の店主を演じた。今作で、松重は「着替えるわけにもいかない」と、撮影現場では五郎を演じたスーツ姿のまま監督として指示を出した。
磯村は、松重とは22年のTBS系ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」以来2度目の共演となった。そのことを踏まえ「ドラマで1度、共演させていただいて2度目。今回は五郎さんだけでなく、監督。目の前で監督として言う『OK』。あの迫力は、また味わいたい。五郎さんなのか、松重さんか分からない。アドリブかと思った」と笑いながら振り返った。
“監督・松重豊”については「新鮮。スタッフに温かい…食の温かさも。ヒーローのように見ていた」と評した。そんな磯村を見つめ、松重は「若いのに懐が深いし、老後の面倒も見てくれる。磯村君、一択でした」とキャスティングに迷いがなかったと強調。磯村は「面倒は見ます。まだまだ見ていただくかも知れない」と笑顔でうなずいた。