おかゆ、今年は寂しいクリスマス「イベント自体、私の中で記憶から抹消しようとしていた」
シンガー・ソングライターおかゆ(33)が15日、東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館・けやきホールで、ライブ「渋谷のオカユ2024」を開催した。
囲み取材で、取材陣から「最近、寂しいなと思うことは?」と聞かれる一幕があった。おかゆは「あっははは! 寂しいなと思うことは、めっちゃありますよ。例えば今年、クリスマスにプライベートの予定が、なかった」と、間近に迫ったクリスマスが寂しい状態であると、自ら明かした。「クリスマスという存在を自分の中で忘れ去りそうだし、クリスマスというイベント自体、私の中で記憶から抹消しようとしていた」とまで言い切った。
流しライブでも、観客に「次は、もう年明けや今年の年末、ありがとうみたいな曲、年明けの曲ですかね?」と持ちかけたという。「何言ってるの? クリスマスの曲があるじゃん!」と言われたといい「寂しい…自分自身のプライベートの予定がなかったんだと、ファンとスタッフにバレてしまった」と苦笑い。その後「ありがたいことにラジオの収録が入っており、キャンペーンも入った。非常に充実したクリスマスを過ごさせて頂くことになりました」と仕事の予定が入ったといい、喜んだ。
話の流れの中で、クリスマスの曲についても語った。
「一番のクリスマスの曲は『戦場のメリークリスマス』。幸せなクリスマスの人もいれば、華やかなところに、どうしても孤独さ、寂しさも感じる。もしかしたら世界中のどこかで、クリスマスのイベントが嫌いな子供もいるかな? と思った時『戦場のメリークリスマス』がしみる」
この日のライブのセットリストにも「戦場のメリークリスマス」を組み込んだ。「世界中の子供も大人も、未来に向かっていくポジティブな思いのクリスマスになればいいな。明るく未来に向いて行く、クリスマスになってくれれば…というのがお願い」と笑みを浮かべた。