松坂桃李、来年１月期のTBS日曜劇場「御上先生」に主演 東大卒「官僚教師」演じる
俳優松坂桃李（36）が1月期のTBS系連続ドラマ、日曜劇場「御上先生」（日曜午後9時）で主演を務める。8日に放送された日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」内でティザー映像が公開され、情報が初解禁された。
同作で松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚、御上孝（みかみたかし）。「日本の教育を変えてやろう」と官僚になったが現実はほど遠く、教育現場も大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づく。そんな中で私立校へ出向が命じられ、自ら教壇に立って高校3年生たちを導きながら、権力に立ち向かう大逆転教育再生ストーリー。
松坂は過去作で官僚、教師それぞれを演じた経験を持つ。今回は制度をつくる側の官僚と、制度に苦しめられる側の教師、両方を兼ねる「官僚教師」という役柄。「時代の流れとともに学校だったり、教育の抱えている問題は大きく変化していっていると思います。学校で起きる1つ1つの問題が社会全体の問題につながっているということを強く打ち出しているドラマです。起きたことにちゃんと向き合い、切り取り、伝えていこうとする、そんな挑戦する姿勢に僕は強くひかれました。日曜日の夜にこのドラマを見て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら幸いです」とコメントしている。
脚本は、松坂の主演映画「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した詩森ろば氏。また「アンチヒーロー」「VIVANT」「マイファミリー」「ドラゴン桜」など、近年話題となった日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝氏がプロデューサーを務める。
飯田プロデューサーは「若い世代の躍進はすさまじいものがあります。しかしながら、大人はそれを受け入れていない？ 自分も含め大人たちは、何か居心地のいい場所に安住しようとしているのではと感じました。既存の社会を変えるために立ち上がる御上先生を、是非応援していただければうれしいです」とした。