吉田照美(22年3月撮影)

元文化放送のラジオパーソナリティー吉田照美(73)が7日放送の同局ラジオ「てるのりのワルノリ:」(土曜午前11時)で、6日に自宅で亡くなっているのが見つかった、歌手で女優の中山美穂さんとの生前の交流を明かした。

番組冒頭「昨日はとにかく、びっくりしちゃったね。中山美穂さんが亡くなっちゃったというのは」と切り出すと、まず出会いを回想。「僕にとってはちょうど、『(吉田照美の)てるてるワイド』という番組が6年半、ずっとやっていたんだけど、最後の1年間『(吉田照美の)ふッかいあな』、というタイトルになったんだよね。そこから『(中山美穂の)まんまるキューピッド』という中山美穂さんの番組が始まる」と85年にスタートした番組内番組での共演を振り返った。

当時四谷にあった文化放送社屋で始めて会ったという。「コーナーが始まるので、あいさつというので来られて、俺もそこに時間合わせてお会いしたときに、あまりにきれいなのでびっくりしちゃったんだけど」と振り返り、番組企画をムチャぶりされたことも説明。「美穂ちゃんとも、交換日記をやるのはどうだろう、とムリヤリ言われてさ。大学ノートみたいなのを渡されて、3回ぐらいやりとりしたかな。書くことがないから困っちゃったんだけど、ちゃんと書いてくれて。それが、誰が持っているかも分からないんだよね。残っていたらそれなりにすごいよね」と語った。そこから1年ほどで吉田の番組が終了し、しばらくは中山さんと離れていたという。「ずっとヒット(曲)を飛ばされて、辻仁成さんと結婚されて、パリの方に住んでいるっていうのを聞いていた」と話した、

その後、驚きの再会があったという。「(中山さんが)ツイッター始めていて、俺もやっていたら、ある日突然さ、もう結婚されて、お子さんもできた後だと思うんだけど。パリだよ、美穂さんがね。いきなり、俺のところにダイレクトで『美穂で~す』って来たワケよ」と紹介。「で、『美穂です』って俺に名乗る人ってあまりいないから、『え?中山美穂さんですか?』って言ったら、『はい、そうです』かなんか言われて。ツイッターそのころ、よくやってらした。俺のも検索してくれたんだろうね。俺がいろいろ自分の考えをちらちらつぶやいたりするのも、よく見ていてくださって」と明かした。

中山さんが離婚し、東京戻ってきた後も何度かやりとりがあったという。2015年には吉田が企画した朗読劇での共演が実現した。「僕が朗読劇みたいなのをやりたい、と。博品館で鴻上尚史さんの演出で、それでやりたいというので、その時に中山美穂さんのことが頭にパッと出てきたので、美穂さんと中村メイコさんのダブルキャストで、俺は両方出る感じで、2日間にわたって、計6回かな、やらせてもらったの。びっくりだよね」と回想。「芸能活動は始めていたけど、歌手活動みたいなものは、そのころはまだされてなかったの。しばらくしてから(活動が)本格的になって、全国でやるようになったでしょ。テレビも頻繁に出て」と、本格的な活動に先がけての朗読劇出演に感謝した。

吉田は「文化放送の中山美穂さんの特番に出たのが最後に会った(時)」と20年の特番で会ったのが最後になったと言及した。パーソナリティーのオテンキのりが「照美さんのツイッターで」と、再会の場を驚くと、吉田も「それが一番びっくりした。そんな人いないから、芸能界に」と同意し「お悔やみ申し上げます。2度と会えないんだもんな」としみじみ。「作品はいろいろ残ってますし(代表作の映画)『Love Letter』、あれも見て見たい」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「美穂で~す」中山美穂さんから突然のツイッター連絡…吉田照美が感謝「そんな人いないから」