「2024ユーキャン新語・流行語大賞」表彰式 ドラマ「不適切にもほどあある!」の「ふてほど」で受賞しあいさつする阿部サダヲ(中央)(撮影・浅見桂子)

今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が2日に都内で行われ、トップ10と年間大賞が発表された。TBS系1月期の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の略語「ふてほど」が年間大賞に輝いた。

選考委員の漫画家やくみつる氏(65)が講評を述べた。「この『ふてほど』という言葉が『新語・流行語大賞』とは逆説的な親和性がある。そういった意味で、あえてやらなきゃ、というようなところがある」と切り出した。

続けて「『新語・流行語大賞』各賞を受賞した言葉の中には、コンプライアンスで使えなくなっているものも結構ございます。初期の頃には『一気飲み』なんていうのもありますが、今となってはもってのほか。そういったものをあえて、今度はギリギリのところを攻めて、もう1回世に問うてみたというドラマです」と語った。

そして「そういった意味では逆説的に『新語・流行語大賞』を想起させてくれるような言葉と思いましたので、親和性があるんじゃないかと思いました」と解説した。

◆その他トップ10入り「流行語」

▽ふてほど(年間大賞)

▽Bling-Bang-Bang-Born

▽もうええでしょう

▽50-50

▽名言が残せなかった

▽初老ジャパン

▽裏金問題

▽界隈

▽新紙幣

▽ホワイト案件

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 【流行語大賞】やくみつる氏、年間大賞「ふてほど」は「ギリギリのところを攻めてもう1回世に」