COWCOW多田“繊細”ゆえのこだわり 劇場出番の合間の過ごし方も独特
お笑いコンビ「COWCOW」多田健二(50)が28日夜放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」(関西ローカル)に出演。繊細な性格が如実にあらわれる仕事合間の過ごし方を明かした。
多田は、芸人同士が劇場の合間にご飯を食べながら真剣トークをする「劇場合間メシ」コーナーに出演し、銀シャリ橋本直(44)と対談した。
橋本が「銀シャリだけに…」などと言い、2人ですしを食しながら、多田が「後輩とメシ行く時、おれタバコ吸えへんから『1本いいですか?』って聞くやん? で『ええよ~』って言うやんか。で、それ以降、聞いてこうへん後輩おれへん? 2回目、聞いてほしいのよ」。細かい気配りがほしいと明かした。
そんな多田に、橋本が劇場の出番合間、普段の過ごし方を問うと、多田は「おれ、自家用車できてるから、自家用車で過ごしてんねん。人に寝顔を見られたくないっていうのがあんねん」と返した。
車内で“1人になれる空間”を確保すると言い、さらに「劇場のトイレで、人と一緒になるのも、ええタイプ?」と橋本に確認し、自身は「誰もおらんといてくれって思う」。これに、橋本は「それ、おれ、小3の時ですわ。(何の用をたしかのか)見られたくないから」と言い、あぜん。
多田は、自身の性格について「ちっちゃい頃は明るかった」そうだが、鳴り物入りで入った少年野球チームで、自分より大きな体格の選手がたくさんおり「おれ、この中で、下の下やなって。(性格が)曲がっていったというか、内向的になった」と振り返った。
そんな多田も高校3年で、相方善しと同じクラスになり、互いに「バッファロー吾郎」ファンで、意気投合。2人で「バッファロー次郎」を組み文化祭に出演。これを契機にお笑いの道へ進むことになった。
大阪での活動は7年。東京進出した年にM-1グランプリが始まり、意気込んだものの、結果を出せないままM-1を卒業。善しと「仕事、選んでる場合じゃない」と話し合い、何にでも挑戦するようになり、「あたりまえ体操」などを生み出した経緯なども、橋本の問いに包み隠さず、答えていった。
対談を終え、橋本は「ウソがない人」とあらためて、その人柄にほれなおした様子。笑い飯西田幸治からも「注目してる若手を聞いたら『名前を出して影響したら嫌』なんで、言わへんって」と、繊細な“こだわり”ぶりの報告があった。
そんな多田に、番組進行の海原やすよ(49)は「うん、すっごいよく見てるしな」と、同調。ただし、海原ともこ(52)は「いっぺん、好きなアーティストだれ? って聞いたら、『セカオワです』って」と明かし、スタジオをわかせていた。