NGT48を卒業する奈良未遥 これからも新潟に住み、タレントとして歩みを進める

NGT48の奈良未遥(26)が30日、卒業公演(新潟市・NGT48劇場)を行いグループを卒業する。15年に1期生として加入し10年目。卒業公演が通算576度目の劇場公演出演になる。青森出身だが、卒業後も新潟に在住してタレントとして活動していく予定で、一区切りをつけるアイドル人生を振り返った。【取材、構成・斎藤慎一郎】

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-卒業公演を前にした心境は

奈良 10月後半くらいから「本当に卒業するんだ」という感覚になって、毎日焦っています(笑い)。ファンの皆さんからは「残りの期間、頑張って」と声をかけていただいて、ここまでやり切ったという感じがしています。

-すべて自ら選曲

奈良 今までの卒業公演を参考にしました。それぞれテーマがあって。私は悲しい雰囲気にならないように、最初から盛り上がるような内容にしました。初期から応援してくださっている方からすると「エモいな」と思う部分をつくったり、最後はみんな泣きすぎてしまうんじゃないのかな(笑い)。皆さんが私と一緒に歩んで来てくださった時間を振り返られるセットリストになっています。

-毎日考えた

奈良 そうなんです。卒業を思い始めたころから、やりたい曲は少しずつ頭の中で挙げていたんです。でも、実際に曲のつながりなどを考えると本当に難しくて。卒業公演が私の576度目の出演ですが、スタッフさんがどれだけ考えていたのかと思うと、本当に感謝します。

-NGT48としての活動を振り返って

奈良 ジェットコースターみたいでした(笑い)。インパクトがあったのは18年の「第10回AKB48世界選抜総選挙」で21位になったことですね。今年は念願だった写真集を出させていただきました。1年間で達成したいこと、何年か先にかなえたいことをメモしていたんです。読み返してみると結構達成することができていました。いろいろなお仕事をさせていただいて、アイドルとしてはやり切れました。

-今後も新潟に在住する

奈良 早い時期から新潟が住みやすいと思っていたんです。出会う皆さんがすごく優しくて、温かくて。故郷の青森も大好きですけど、第2の故郷として新潟がすごくしっくりきて。ここを離れることが考えられなかったです。だったら、ここでまた頑張るというのもありかなと思って決断しました。

-どんな活動を

奈良 タレントとして新潟と関わって、情報を発信していきたいです。目標があるんです。新潟の皆さんに認知していただきたいこともあり、新潟のCMに出ることです(笑い)。県外出身のメンバーが卒業しても新潟で頑張る。卒業後もいろいろな形があってもいいと思うんです。新たな道として後輩に見せていけるように活動したいです。

-NGT48とは

奈良 温かい出会いをくれた場所。ファンのみなさん、家族のようなメンバーやスタッフさん。温かい方々と出会えて新潟が大好きになりました。

◆奈良未遥(なら・みはる)1998年(平10)3月20日生まれ、青森県出身。15年にNGT48の1期生オーディションに合格。18年に研究生から正規メンバーに昇格した。同年の「第10回AKB48世界選抜総選挙」では21位。NGT48のシングル表題曲の選抜入りは7回。24年7月にファースト写真集「こんな風に見られているのか?」を発売。特技はゴルフ、剣道初段。趣味は散歩。血液型A。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 NGT48奈良未遥30日に卒業公演 今後は新潟でタレント「ここを離れることが考えられなかった」