ぜんじろう(2021年11月撮影)

“スタンダップコメディアン”のぜんじろう(56)が25日、兵庫・太子町で開催中の「太子国際コメディフェスティバル2024」(12月1日まで)のオンライン取材会に出席した。

太子町に隣接する姫路市出身のぜんじろうが22年、聖徳太子1400年祭の公式芸人に就任。地域とコメディーの両方を活性化するコメディーフェスティバルの開催を提案してスタートし、今年で3回目となった。

ぜんじろういわく「ファニーだけでなくインタリスティングなお笑い」のイベントであり、松村邦洋や山田雅人、セイン・カミュなどさまざまなジャンル、国籍のコメディアンが出演。「こういうフェスティバルが民間でいろんな土地で立ち上がって、増えたらいいなと思っている。好きなことが言えて、好きな笑いが選択できることは僕の中の理想の日本になると思うので、その足掛かりになれば」と意気込んだ。

SNSで自由に意見を発信しているぜんじろうは、さまざまな“タブー”に言及。「しがらみでうまく成り立ってる部分もあるけど、そこに窮屈さを感じている人もいる。フェスティバルの期間だけは、自分の好きな意見を言ってユーモアを乗っけて、聞く側も『反対意見も聞きましょか』みたいな。そういう場所を作った」と話し、開催初日には兵庫県知事に再選した斎藤元彦知事もネタにしたという。

「政治的なことは、いきなりやるとドン引きされることもある」と賛否両論あるが、理解が深まっているという手応えを感じている。

文芸春秋との訴訟が終結したダウンタウン松本人志(61)についても「いいとか悪いとか以前に、触れたらダメというのは風通しが悪い」ときっぱり。

吉本の芸人が松本について発信しないことを「理解はできる。生活もある」としつつ、「干されるとかよく分からないものに怖がってる。松本さんに触れると、仕事振ってもらえないとか。そんなことは吉本興業にはない。今はSNSでも『こんなことを吉本に言われました』と言える。改善していってる。社会問題も笑いにしていって、それをお笑いというジャンルがどう受け止めるのか興味深い」と語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 ぜんじろう、松本人志の騒動に「いいとか悪いとか以前に、触れたらダメというのは風通しが悪い」