日テレ、松本人志の訴訟終結に吉本幹部から謝罪「活動再開など具体的なお話はありませんでした」
日本テレビは25日、都内の同局で定例会見を行い、福田博之副社長が、昨年末に「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして、発行元の文芸春秋らに損害賠償などを求めていたダウンタウン松本人志の訴訟が11月8日に終結した件について言及した。
松本は、同局では「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」などに出演。福田副社長は、裁判終結後に吉本興業の幹部から、報告と長期間の活動休止への謝罪があったことを明かし「当社も私含め幹部数名で対応しました。詳細は控えさせていただきますが、今後の活動再開など具体的なお話はありませんでした。当社も何も決まっておりませんが、例えば番組復帰などの話になった際は先方からきちんと説明してもらった上で適切に判断していくことになると思います。吉本興業さんも理解を示されていました」と語った。
説明を求める内容については「これから考えます」とし「黙ったまま(番組に)出ますということはできないと思っています。説明を求めることがあるとしたら、それは先方にお話しすることであると思っています」とも話した。
また、日テレが吉本興業の株主であることへの指摘については「先日、お目にかかった時も株主としてご説明いただかないといけないことについては、例えば復帰することになった際などに理由をおうかがいすることになりますと伝えました」とした。
スポンサーの意向などについては「大切にしていかなければならないと思っています」と語り「(復帰は)人権方針とも照らし合わせて判断していくことになる」と話した。
また、石澤顕社長は同件について「諸般の状況を見極めながら対応を注視していく」と語るにとどめた。