「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」でパフォーマンスする櫻坂46(上山陽介氏撮影)

<記者の目>

2日間、今の櫻坂46の充実ぶりを象徴するようなライブだった。歴史をつくった一期生へのリスペクトを忘れない二期生たちは、グループの中核となった。加入二年目の三期生もバリバリ最前線で活躍している。

芸能界では日本のアイドルだけではなく、K-POPも含めて多数のグループが続々と誕生している。令和のアイドル戦国時代が到来した、と言っても過言ではない。それでも櫻坂46は昨年2年ぶりに「NHK紅白歌合戦」に返り咲き、今年2年連続の出場を決めた。テレビ局関係者は「話題づくりなら1回で十分。確かな実績を評価されたからこその連続出場だろう」と話す。「AKB48とも乃木坂46とも、他のグループとも違う個性を確立したことが大きい」とも分析した。

石の上にも三年。20年の改名、“再デビュー”からブレずにめげずに独自の世界観を追求し磨き続け、「櫻坂46」としてのイメージを定着させたのが3周年を迎えた昨年だった。2024年は、より自由に、より自信に満ちたライブパフォーマンスを見せている。ステージ以外のバラエティー番組などでも、「これでいいんだ」「進む方向は間違っていないんだ」という迷いのなさを感じさせる。

クールでカッコいい、それでいて元気いっぱいな笑顔もかわいい。1列に並ぶと一見でこぼこなメンバーたちは、個でも集団でも魅力的だ。4歳になった櫻坂46は、かつてないほど強い。【横山慧】

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 【記者の目】櫻坂46「4歳」迷いなき充実の時、令和のアイドル戦国時代でも個性確立し連続紅白