佐野慈紀氏(2014年10月撮影)

上方落語出身で、東京に活動の拠点を移していた落語家、桂雀々さんが急死したことが22日、分かった。所属事務所の発表によると、糖尿病からの肝不全により20日に亡くなったという。64歳だった。

近鉄や中日などで投手として活躍し、感染症の悪化で5月1日に右腕の切断手術を行った佐野慈紀氏(56)は同日、X(旧ツイッター)を更新。「桂雀々さん、いつも気さくに声掛けてくれる。笑顔が絶えなかった」としのび、「またあの笑顔を見たかったです。悲しいし、寂しい。ご冥福をお祈りいたします」と追悼。「会いたい人には会っとかないとなと改めて強く思わせる。。。」と悔やんだ。

雀々さんは大阪出身。77年6月に「爆笑王」と呼ばれた桂枝雀さん(故人)に入門した。天才のもとで学び、系譜を受け継ぎ、51歳だった11年に「リセット」を掲げ東京へ拠点を移し、活動していた。東西で落語会などに出演していたが、所属事務所が22日、公式サイトなどで「弊社所属落語家 桂雀々は、糖尿病からの肝不全により、去る11月20日、64歳で永眠いたしました。入院中も最後まで高座復帰を目指し療養に努めて参りましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした」と伝えた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 元近鉄の佐野慈紀氏、桂雀々さん悼む「またあの笑顔を見たかった」