2011年9月、上方落語の大ネタ「地獄八景亡者戯」に挑戦する大平サブロー(左)と、けいこをつけた桂雀々さん

上方落語出身で、東京に活動の拠点を移していた落語家、桂雀々さんが亡くなったことが、22日までに分かった。所属事務所によると、糖尿病からの肝不全により20日に亡くなったという。64歳だった。

10代から仕事をともにし、テレビでの共演やプライベートでも親交のあった大平サブロー(66)が、所属事務所を通じてコメントを寄せた。

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64歳と言う若さでの旅立ちに、寂しさと無念さを感じており、今だに事実とは捉えられずにいます。

彼とは雀々さんが14歳、僕が18歳のおりにTBSの「銀座ナウ」の素人コメディアン道場というコーナーで一緒になり対決して、木っ端微塵(こっぱみじん)にやられたのが出会いです。

いやはや、今と変わらずテンポもキレも抜群でとても素人とは思えない天才14歳でした。

数年後にお互いにプロになり朝日放送の番組で再会して「一緒にがんばろな!」とエールを送り合ってそこから度々、ラジオやイベントをやり、イベントでは、年1回の数十回続けた「サブロー&雀々の二人の世界」で彼から僕は落語の手解きを受け、僕は彼に漫才を教えるという関係で楽しい時間を共有しました。

漫才センスも抜群で漫才でもスターになってたと思います。僕とは息も合いましたね。

12月に「帰ってきたサブロー&雀々の二人世界2」をやる予定でしたが倒れたと聞いて、回復してから改めて来年の春になんて軽い気持ちでいましたが、まさかまさかの事で。

いずれまた僕も天国に行くでしょうからその時は、「あの世の二人の世界!」をやってみたいです。

それまでは天国で誰とも漫才はやらずに待っててくださいな。

謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 桂雀々さん急死…10代から親交の大平サブロー、12月“2人会”予定も「まさか、まさかの事」