元宝塚月組トップ月城かなと、古巣“準本拠地”で退団後初コンサート「いろいろな私を見せたい」
今年7月に宝塚歌劇団を退団した前月組トップ月城かなとが21日夜、大阪・梅田芸術劇場で、退団後初コンサート「de ja Vu」をスタートさせる。開幕に先立ち同日午後、公開通し稽古が行われた。
同劇場は、宝塚歌劇ともゆかりが深く、月城自身、何度も立った劇団の“準本拠地”。卒業から4カ月が過ぎ、再びこの劇場へ戻り「久しぶりに(古巣地元の)ファンの皆さんにお会いできる。とっても幸せな気持ち」と言い、最後の通し稽古にも全力で臨んだ。
「普段、お見せすることのできない、いろいろな私をお見せしたい」
宝塚時代はあり得ない男性キャストとも共演し、男性にかつぎあげられる場面も。アニメソング「ムーンライト伝説」やポップスなどに加えて、宝塚時代の作品ではサヨナラ公演から「ETternal Voice」や、「グレート・ギャツビー」から「アウトロー・ブルース」なども披露した。
月城は今年、米ニューヨークへ行ったといい、その際に撮影した写真も公開。「写真いっぱい撮ったんですけど、一番のお気に入りはセントラルパークのリスちゃん」とこん身のショットを披露した。
「たくさん写真を撮って、たくさんおいしいものも食べたんですけど、中でも一番おいしかったものはこれです」と話すと、スライドに、日本の有名チェーン店のうどんをアップした。
ブロードウェーでは、俳優として刺激を受けたといい「華やかな劇場、そして夢を抱く人々のエネルギーは私にとってとても刺激的でした」とし、舞台も観劇してきたと明かした。
公演は同劇場で24日まで、29~12月1日には月城の故郷、KAAT神奈川芸術劇場で予定されている。