尾上松也、フジ「世にも奇妙な物語」で初主演『ああ祖国よ』星新一氏作品を同枠で20年ぶり映像化
俳優尾上松也(39)が、12月14日放送のフジテレビ系土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’24 冬の特別編」(午後9時)で主演を務めることが21日、発表された。
松也は「奇妙」初出演で初主演。「ボッコちゃん」など数多くのSF作品を中心に生涯1000編を超える作品を執筆した“ショートショートの神様”星新一氏の作品「ああ祖国よ」で主演を務める。同作は星氏の短編集「おみそれ社会」に収載されている同名小説が原作。“奇妙”で星氏の作品を映像化するのは04年放送の「殺し屋ですのよ」以来20年ぶりとなる。
松也が演じるのはテレビ局で番組制作を手がける“私”。眠っていた“私”のもとに上役からの電話が鳴った。すると上役からアフリカの小国・パギジア共和国が突如として“我が国”に宣戦布告をし、小さな船が2隻で攻めてきているという。寝起きの“私”は理解が追いつかないまま上役の命令により特別報道番組の担当をすることになる。
出演にあたり松也は「『奇妙』の作品の中でも唯一無二の作品になっております!」コメント。「コミカルでありながら皮肉もたくさんあり、非常に不思議な世界観だと思いました。『奇妙』は、ホラー要素、ミステリー要素が強い作品が多い印象なのですが、本作は今までに無い独特な作品でありながらリアリティーのある作品だと思います」とした。「うそのような話ですけど可能性はゼロではない話だなと思います。どんな小国が宣戦布告をしてもいいわけですから。その辺のリアリティーを逆手にとった風刺を楽しみながら見ていただければ」と呼びかけた。